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最終戦のポイント二倍の影響

2014年シーズンから最終戦のポイント二倍になるルールが、多くの批判を浴びている。では実際の影響はどうなのだろうか?   2014年の最終戦アブダビGPの獲得ポイントは2倍になる。これに対して各方面から批判の声が上がっている。もちろん私も反対である。サッカーのリーグ最終戦だけ勝ち点が2倍の6点になったら、シーズンが面白くなるのであろうか?なるわけがない。これまで築き上げてきた結果は台無しなり、シーズン中のたった一戦の結果がチャンピオンの行方に大きな影響を持つようになる。これはそれまで努力してきたドライバーとチームに対する冒涜である。これではスポーツではない。クイズ番組である。 もちろん仮に最終戦のポイント2倍になっても今年のベッテルのチャンピオンは確実である。だが過去のチャンピオンシップを見ると最終戦のポイントを2倍にすると、実際の結果と違うケースが多々ある。過去の10年間だけを見ても下記のように3回チャンピオンシップの行方が変わる。 2012年 ブラジルGP 優勝バトン、ベッテル6位、アロンソ2位 結果:1位ベッテル(281)、2位アロンソ(278) 変更:1位アロンソ(296)、2位ベッテル(289) 2008年 ブラジルGP 優勝マッサ、ハミルトン5位 結果:1位ハミルトン(98)、2位マッサ(97) 変更:1位マッサ(107)、2位ハミルトン(102) 2003年 日本GP 優勝バリチェロ、ライコネン2位、シューマッハー8位 結果:1位シューマッハー(93)、2位ライコネン(91) 変更:1位ライコネン(99)、2位シューマッハー(94) ※年度、最終戦のGP、優勝ドライバー、チャンピオン争いするドライバーの最終戦の順位 結果は実際のドライバーズランキングの順位 変更はルール変更されたと仮定された時のドライバーズランキングの順位 ( )内はポイント数 もちろんこれが全てではない。その昔を振り返っても1984年、1981年で結果が変わってくる。当然、最終戦をポイント計算をしながら走ったドライバーもいるわけで、最終戦のポイント2倍がわかっていればもっとレースの順位を上げて、実際の結果と同じになっていた可能性はある。 とはいえやはり、最終戦だけポイント2倍はいただけない。ちなみに最初の提案は最後の4レースはポイント2倍になるルールだった。それが最終戦だけになったというだけ、ましだと思うしかないのだろうか。

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