2014年の注目ポイント4 燃料制限
今年のもう一つの課題が使用できる燃料の量が昨年までの66%程になる事である。昨年までは150kgほどの燃料で300kmのレースを走りきれば良かったが、今年は100kgで走りきらなければならない。
さらに燃料をエンジンに送り込む量にも1時間あたり100kgという制限がかかる。そしてこれは燃料センサーで計ることになっているのだが、どうもこのセンサーの精度が高くない。このセンサーはFIAが指定したメーカーが各チーム納入するのであるが、誤差が大きい。またこのセンサーがトラブルを起こせば、レース結果に影響を及ぼす可能性もある。
最初のヘレステストに何チームが参加するのか不透明な中、ロータスはこのテストに欠席することを明らかにしている。ロータスは他にも最初のテストを欠席するチームがいるはずと述べている。これまでであれば、最初のテストを欠席してもシーズンの結果に大きな影響を与えなかったが、今年は違う。
パワープラントのルールが大きく変更され、とても複雑になった。その為、少なくともシーズン前半は信頼性が大きな鍵を握る。複雑なパワープラントを最適化するのに、走行時間はあればあるほど有利になる。これは例年以上に決定的な要因になる。
また冷却容量も増えると見られ、それを効率的にするためにも走行時間はより貴重な経験となる。
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