フェラーリ 超軽量ターボカバーでアドバンテージか?
フェラーリが冷却装置に続き、ターボのカバーでもアドバンテージを得ようとしているようである。
事の発端はメルセデスとルノーは、フェラーリが超軽量のターボカバーを使用しているが、それは安全面で問題あると抗議したからである。彼らはフェラーリのカバーは自分たちのものより3kgも軽いと主張している。だが彼らがどうしてフェラーリのターボカバーが3kgも軽いとわかったのかは不明である。
メルセデスとルノーはターボが破損した場合、部品が飛び散り危険なので、ある一定の強度が必要であると説明している。
フェラーリはターボに異常が発生すると、センサーで感知し即座にシャットダウンするシステムになっており、強固なカバーの必要性がないと報じられている。
フェラーリはFIAから承認をもらっているが、それに他のメーカーは納得していない。
テストの段階では、違法なマシンが走っても問題はなく、もしメルセデスとルノーが納得いかなければ開幕戦のオーストラリアで正式な抗議を提出するしかない。
もしくは他のメーカーもフェラーリ同様のソリューションを採用して、カバーを3kg軽量化するかである。ただ感知してシャットダウンするシステムは簡単には作れないので、これをコピーするのは簡単ではない。
ターボのカバーは重心位置が高く、マシンの重心より離れているので、この部品が3kg軽いとマシンの操縦性に及ぼす影響は大きいと見られる。その為、メルセデスとルノーはこれに異議を唱えている。
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