F1 ニュース&コラム Passion

疑惑の燃料流量とライバルチーム

レッドブルのライバル達も燃料流量計に疑いを持っていたが、彼らはFIAに従った。 レッドブルはこの件で控訴する準備をしている。他のチーム関係者は自分たちもFIAのセンサーの数字と自分たちが測定した数字に食い違いがあることを発見し、燃料流量の数字に疑問を持ったと述べている。 FIAは今月の初めに、燃料流量はセンサーによってのみ測定され、レギュレーションに合致しているかどうかが決定されると明確に説明していた。つまり燃料流量計が間違えた数字を示しても、それに従う義務がチームにはある。その為、ライバルチームはレッドブルと同じ事はしなかった。 燃料流量計が100kg/hを超える可能性があることを伝えられていた多くのチームは、独自測定のデータと関係なく規約を守るために燃料流量を下方修正した。 レッドブルは燃料流量計の数値を信用せず、FIAからの燃料流量を下げるアドバイスを無視した。 センサーを供給しているジル・センサーはメーターの誤差は僅かであると主張している。だがメルセデスは4%も燃料流量を下げたと述べている。4%とは約50馬力なので、これでは誤差が小さいとはとても言えない。 燃料流量のセンサーは新しい技術である。このセンサーは比較的最近になって配布されたので、センサーの誤差を調整するという課題が未だにある。 レッドブル以外のチームは最終的にはFIAを信頼しなければならないと考えている。 フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは「我々はFIAの数字を信頼する必要がある」と述べている。 メルセデスAMGのトト・ウルフは「全てのシステムは協調して動かなければならない」と語った。 「FIAは燃料流量を管理し、全てのチームのデータを確認している。チームとFIAで共に学習していく課題だ」 「チームはFIAをサポートし、その逆もある。これに関しては、まだ学習途中である」  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください