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【動画】風洞の7日間

私たちは「風洞実験」と口に出して言いますが、実は実際の風洞実験の様子を見たことがある人は多くはありません。なぜならそれは秘密のベールに覆われているからです。 現在のF1で空力は最重要項目の一つです。昨年までは間違いなく最重要項目だったのですが、今年はレギュレーションが変更になり、パワーユニットの存在感が増しています。 今はまだパワーユニットの性能向上と信頼性を最重要視しているチームですが、シーズンも半ばを過ぎればマシンの能力が結果に反映されてきます。 そしてその時には再び空力性能が勝負を決める切り札になり、風洞実験はまた最重要の開発項目になります。 その為、風洞実験の様子は外部には出ません。なぜならば空力パーツは見られると模倣されますし、ライバルが何を開発しているかがわかれば、自分達の開発を有利に進められるからです。 今の風洞はマシンの姿勢の変化やステアリングホイールをきった状況なども再現できます。また路面も動きます。これをムービングベルトと呼びます。これは金属製のベルトでできていて、走行中の空気の流れを再現することができます。 この動画はザウバーの風洞施設の様子を月曜日から日曜日、1週間にわたり撮影された風景が3分ほどにまとめられています。 水曜日はムービングベルトの調子が悪くなり、一時的に休んでいる映像は興味深いです。またムービングベルトは繊細なので、スタッフが作業する時には下にマットを引いて保護しています。 以前、風洞は24時間三交代、金持ちチームは風洞を二つ持つなどという贅沢が許されていましたが、今は経済的危機もあり風洞施設の使用時間制限があり、自由に使うことができません。 その為、パーツの交換なども迅速にする必要があり、部品を交換する様子は、まるでレース中のようですらあります。 では風洞の七日間の動画をご覧下さい。

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