2014年第6戦としてモナコGPが開催され、メルセデスのニコ・ロズベルグが優勝し、今シーズン2勝目をあげた。
ニコ・ロズベルグがポールポジションから危なげなくスタートして、1位でターン1を抜けることに成功する。レース中、燃費が苦しくなる場面もあったが、冷静にペースをコントロール。追いかけるハミルトンから逃げ切ることに成功し、開幕戦以来の勝利を得た。
2位はチームメイトのハミルトン。スタートで抜けなかったことで、彼のレースは決まった。レース中のペースはロズベルグよりいい場面も多かったが、モナコで一度前に出られては為す術がない。しかも、セーフティーカー登場した時にロズベルグと同時にタイヤ交換したのもハミルトンには痛かった。同じタイミングでタイヤ交換しては、抜くチャンスはない。
3位はレッドブルのリカルドで、2戦連続の表彰台となった。チームメイトのベッテルはレース序盤に、パワーユニットのトラブルでリタイヤ。
フェラーリのライコネンは3位なれる可能性が大きかったが、セーフティーカー中に周回遅れてのチルトンを抜かせる際に、接触されてリヤタイヤをパンク。二度目のタイヤ交換を強いられて表彰台争いから脱落した。
マルシアのビアンキが9位で初入賞。これは驚きの結果である。本来は8位でフィニッシュしたのだが、5秒加算のペナルティで9位。これは幸運にも恵まれたが素晴らしい結果である。彼自身もマルシアも初ポイント。これで事実上ケータハムとのランキング10位争いは終わったかもしれない。
可夢偉はビアンキに接触され強引に抜かれた際に、ボディワークが破損し、その後はペースが上がらず13位でフィニッシュするのが精一杯の結果であった。
【2014 Rd.6 モナコGP 決勝レース結果】
Pos. Driver Team
1 Nico Rosberg Mercedes
2 Lewis Hamilton Mercedes
3 Daniel Ricciardo Red Bull
4 Fernando Alonso Ferrari
5 Nico Hulkenberg Force India
6 Jenson Button McLaren
7 Felipe Massa Williams
8 Romain Grosjean Lotus
9 Jules Bianchi Marussia
10 Kevin Magnussen McLaren
11 Marcus Ericsson Caterham
12 Kimi Raikkonen Ferrari
13 Kamui Kobayashi Caterham
14 Max Chilton Marussia