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メルセデス驚速の秘密4 優れた燃費

844099666-162211732014 メルセデスはMGU-Hを効率的に使うことにより、燃費を改善している。彼らはスタート時に100kgに満たないガソリンしか搭載していない。例えば5Kg少ない燃料でスタートできれば、1周0.15秒程度のアドバンテージを得られる。実際、燃費に厳しくないモナコでは、90kg前後の燃料しか積んでいなかったと思われる。 またマシンの抵抗を少なくすることで、燃費も改善しているし、メルセデスはギア比は長めにしている。モントリオールの直線でも8速を使わない。このギア比はメルセデス勢の中では最も長い。これも燃費には好都合である。通常、ギア比が長いと加速が鈍くなりがちだが、彼らはそれをMGU-Hのブーストで補っている。 MGU-Kをフルに使わなければ発電量を減らし、ブレーキング時のバランスを取ることも容易になる。2人のドライバーは今年、ブレーキでクレームをつけていない。これはライバルとは大きな違いでもある。 メルセデスはペトロナスと協力し、エンジンに最適化されたガソリンを使用して、この部分でもアドバンテージを得ている。この燃料は今年、とても重要な領域となっている。基本的な組成は決められてはいるが、それでも自由に開発する領域は残されている。 メルセデスのパワーユニットを使うチームのうち、マクラーレンだけがモービルの提供している燃料を使用している。他はメルセデスと同じペトロナスが提供する燃料をしている。これがマクラーレン不振の理由の一つである事は間違いがない。 彼らはパワーユニットの最低重量である145kgをクリアしており、重量オーバーしているフェラーリに対して有利な状況である。 これらの細かい方策をまとめて彼らは他のチームに対して約1秒のアドバンテージを築いている。 関連記事:メルセデス 驚速の秘密1 MGU-Hに特化した設計思想  関連記事:メルセデス 驚速の秘密2 特異なターボレイアウト 関連記事:メルセデス 驚速の秘密3 MGU-Kの負担軽減 

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