フェリペ・マッサが2008年最終戦ブラジルGP以来、6年ぶりのポールポジションを獲得した。ウィリアムズのポールポジションは2012年スペインGPにマルドナドが記録して以来のことである。これよりシーズン開幕から続いていたメルセデスの連続ポールポジション獲得記録も終わった。
チームメイトのボッタスも2番手タイムを記録し、ウィリアムズはフロントロウを独占。ウィリアムズのフロントロウ独占は、2003年ドイツGP以来。ボッタスは最初のアタックでは最速であったが、最後のアタックでミスをして、キャリア初のポールポジション獲得のチャンスを逃してしまった。
3位にはメルセデスのロズベルグが入るが、チームメイトのハミルトンは最初のアタックタイムをターン8を飛び出した事によりタイム抹消された。この時、ハミルトンは最初の二つのセクターでベストタイムを出していたので、惜しいアタックとなった。そして最後のアタックでブレーキング時にリアから外に出るトラブルが発生し、ターン2で飛び出して彼はタイム記録することができずに、9位に終わった。ロズベルグは最後のアタックを、ハミルトンのスピンが原因のイエローフラッグで妨害され、最初タイムを更新できなかった。
ベッテルはQ3進出に失敗したが、リカルドはQ3に進出し、ルノー勢の中では最速だった。
可夢偉は新しいセッティングで予選に臨み、それが成功してマルシアのチルトンを上回るタイムを記録し、ビアンキとの差も0.15秒にまで詰めることに成功した。
【2014 Rd.8 オーストリアGP 予選結果】
1 |
Felipe Massa |
Williams-Mercedes |
1’08.759 |
2 |
Valtteri Bottas |
Williams-Mercedes |
1’08.846 |
3 |
Nico Rosberg |
Mercedes |
1’08.944 |
4 |
Fernando Alonso |
Ferrari |
1’09.285 |
5 |
Daniel Ricciardo |
Red Bull-Renault |
1’09.466 |
6 |
Kevin Magnussen |
McLaren-Mercedes |
1’09.515 |
7 |
Daniil Kvyat |
Toro Rosso-Renault |
1’09.619 |
8 |
Kimi Raikkonen |
Ferrari |
1’10.795 |
9 |
Lewis Hamilton |
Mercedes |
|
10 |
Nico Hulkenberg |
Force India-Mercedes |
|
11 |
Sergio Perez |
Force India-Mercedes |
1’09.754 |
12 |
Jenson Button |
McLaren-Mercedes |
1’09.780 |
13 |
Sebastian Vettel |
Red Bull-Renault |
1’09.801 |
14 |
Pastor Maldonado |
Lotus-Renault |
1’09.939 |
15 |
Jean-Eric Vergne |
Toro Rosso-Renault |
1’10.073 |
16 |
Romain Grosjean |
Lotus-Renault |
1’10.642 |
17 |
Adrian Sutil |
Sauber-Ferrari |
1’10.825 |
18 |
Esteban Gutierrez |
Sauber-Ferrari |
1’11.349 |
19 |
Jules Bianchi |
Marussia-Ferrari |
1’11.412 |
20 |
Kamui Kobayashi |
Caterham-Renault |
1’11.673 |
21 |
Max Chilton |
Marussia-Ferrari |
1’11.775 |
22 |
Marcus Ericsson |
Caterham-Renault |
1’12.673 |