2014 Rd.14 シンガポールGP観戦ガイド マシン編
【パワーユニット】
エンジンの全開率は45%と低いので、エンジンにとっての負荷は比較的低い。
サーキットは海抜が低く、気圧が高く空気密度も高いので、燃料消費量は多くストップ&ゴー型のレイアウトも更に燃料消費量をアップさせる。そのため、ドライバーは燃料消費とペースを考えなければならない。
パワーユニットの重要性は低く、メルセデス・ベンツ以外のPUにもチャンスがある。低速からの立ち上がりポイントが多いので、低回転域からトルクの出るパワーユニットは有利。
最高速度:305km/h(DRS ON)、290km/h(DRS OFF)
フューエル・エフェクト:0.37秒/10kg(高)
パワーユニット負荷(1が最も軽く、5が最も厳しい)
エンジン:2、MGU-K:4、MGU-H:3、バッテリー:5
燃料消費:5、エネルギー回収:4
【シャシー】
最もブレーキに厳しいサーキットの一つ。
ビッグブレーキングのポイントはあまりないが、ブレーキングする場所が連続し、冷却する時間が少ない。温度が上限値以上に上昇するとディスクは急速に劣化するので、効率的なブレーキのクーリングを実施しないと、耐久性が問題となる。
路面に凸凹した部分が多く、優れたサスペンションを持つマシンはアドバンテージを持つ。減速と加速を繰り返すので、トラクション性能に優れたメルセデスは有利。
低速コーナーが多いので、各マシンはドラッグを無視して、最大限のダウンフォースをつける。
路面がパンピーであり車高を上げて走るので、空力的に優れたマシンより、メカニカルな部分が優れたマシンが有利。
空力セットアップ:ハイダウンフォース
ブレーキング比率:21%/LAP
ブレーキングゾーン:16カ所
ブレーキウェア:高
- 2014 Rd.14 シンガポールGP観戦ガイド サーキット編
- 2014 Rd.14 シンガポールGP観戦ガイド タイヤ・作戦編