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仙太郎が選ぶ 2010年度 F1 10大ニュース

JUGEMテーマ:スポーツ

1位 最終戦でベッテル大逆転チャンピオン 最終戦前にランキング3位だったベッテルがチャンピオンになる可能性はとても低かった。 ところが最終戦で急速にスピードを取り戻したマクラーレンが、アロンソとフェラーリの希望を打ち砕いた。 もしマクラーレンが韓国やブラジルのように競争力がなければ、ベッテルのチャンピオンはなかっただろう。 アロンソはベッテルの後ろを走れば、それで十分だったからだ。 そういう意味で逆転チャンピオンは、フェラーリの判断ミスが理由であるが、それを実現させた大きな要因は、マクラーレンの復調だった。 それにしてもこれほどのドラマは誰も描けない。 F1は小説よりも奇なり。 2位 可夢偉のオーバーテイク劇場 可夢偉は今年、コース上で何台のマシンを抜いたのだろうか。 一般的に今のF1ではオーバーテイクが難しいと言われており、事実上不可能なコースも多い。 ヨーロッパGPでのアロンソを追い抜いたシーンや鈴鹿のヘアピンのオーバーテイクシーンは世界を魅了した。 英オートスポーツ読者が選ぶ今年もっとも印象に残ったオーバーテイクは、鈴鹿でのオーバーテイクショーだった。 可夢偉のブレーキング技術は素晴らしく、恐らく今のF1ドライバーの中でも1位2位を争う。 あとは予選での速さを身につければ、大きな飛躍が期待できる。 ただ来年の可夢偉は勝負の年になる。 チャンピオンを目指すなら2011年前半に大活躍し2012年にはトップチームのシートを得たい。 3位 ブリヂストン 14年間のF1活動を休止 14年間、F1マシンの足下を支え続けた、ブリヂストンがF1へのタイヤ供給を2010年を最後に休止した。 ミシュランとのバトルも激しかったが、彼らの高品質なタイヤはワンメイク時代にもF1を支え続けた。 またブリヂストンは、F1におけるタイヤの重要性を知らしめるという、大きな功績も残した。

 4位 レッドブル チームメイト同士の確執 最速のマシンを持つチームメイトでは、しばしば起こる確執。 過去にもピケとマンセル、セナとプロスト等の確執があった。 最速マシンは速いドライバーを求めるし、速いドライバーも速いマシンを求めるF1の世界。 速いマシンに速いドライバーが乗れば、勝つか負けるかハッキリする。 負けず嫌いのF1ドライバー達が問題を起こさないわけがない。 それを嫌ったミハエル・シューマッハーは、No.1待遇を求めた。 チームメイト同士がポイントを食い合い、チャンピオンを失いケースも多い。 しかしシーズン終盤ベッテルが成長したので、来年は今年のような問題は起きないだろう。 5位 フェラーリのチームオーダー疑惑 ドイツGPでマッサがトップを快走中に、チームが後方から迫るアロンソに先を行かせるよう指示した事件。 もっとも昔はチームオーダーは隠さずに実行されていた。 大金を投入して活動するチームは、順位を入れ替えてチャンピオンを獲得できるなら、そうしたいだろう。 特にフェラーリはエンツォ存命時から勝利こそ全てのチームである。 実際、チャンピオンは数ポイント差で決まることが珍しくなく、それを考えるとフェラーリの行為を一概に悪いと決めつけることはできないと思う。 マクラーレンもトルコGPでバトンに燃料が厳しいので、ペースを落とすよう指示を出している。 本当にバトンの燃料が厳しかったのかどうかは、調べようがない。 結局、フェラーリは罰金ですみ実質ノーペナルティーで、、来年からこのルールは撤廃されることが決まった。 6位 新興3チームが参戦 思った通りというか、思った以上というか、とにかく遅かったロータス、バージン、HRT。 それも仕方がない。 彼らがF1参戦を認められたのは、当初よりかなり遅くなった。 その為、マシンの設計を作り込む時間はなく、とにかく開幕戦のグリッドにマシンを並べるようにするのが精一杯だった。 参戦決定が遅れたことにより、資金面を調達する時間も少なくなり、資金面での苦労も続いた1年となった。 この件で彼らを責めることはできない。 彼らにとって2011年こそが実質、初シーズンとなる。 2011年は言い訳が聞かない1年となる。 7位 ミハエル・シューマッハーの現役復帰 昨年の今頃は、この話題で持ちきりだったのだが1年たった今、ミハエルは話題にもならなくなった。 たまにニュースになると、彼は2011年も走るのかという話題だったりする。 F1世界の移り変わりは早いとはいえ、このギャップは大きい。 シーズン前に予想したようにミハエルが調子を取り戻すには、時間が必要である。 それはタイヤの特性が合っているとか、合っていないとかではない。 速いドライバーはタイヤが替わろうが、マシンが変わろうが速い。 かつてのミハエルもそうだった。 テスト制限のある今、ミハエルの完全復調は難しいかもしれない。 8位 ローテク Fダクトの流行 マクラーレンが装着して原理が分かれば簡単なデバイスなのだが、これはコロンブスの卵のようなデバイス。 ただ実装するのは難しかった。 ダクト内とリアウィングないの気圧をうまく管理しないと、コーナーで空気がリアウィングから漏れてダウンフォースが失ったりすることもあり、そうなると危険ですらある。 後発組は脚でダクトをふさぐことが難しく、手の甲でふさぐチームが大半で、コーナー立ち上がりで左手を離してダクトを塞ぐ、オンボード映像は驚きだった。 9位 苦しむルーキー達 テスト制限により苦しんだのはミハエルだけではない。 ルーキー達もこの予算削減のルールにで苦しんだ。 特にルーキーの中で最も期待されたニコ・ヒュルケンベルグは振るわず、チームメイトのバリチェロにやられることが多かった。 最も実質1年目の可夢偉は結果を残しており、このルールが存在する限りただ速いドライバーでは、活躍することが難しいかもしれない。 10位 年間19戦 韓国GPも無事開催 今年は年間19戦もあり、やる方も見る方も大変な1年でした。 幸いチャンピオン争いが激しく最終戦までもつれたので良かったですが、もしベッテルが日本GPあたりでチャンピオン決めていたら、困る人が沢山いたでしょう。 開催が最後の最後、GPウィークの金曜日の朝まで危ぶまれていた韓国GPも無事開催されました。 付帯設備はできてない物も多かったのですが、コースは縁石がはがれるなどマイナートラブルはありましたが、概ね大丈夫でした。 ただ大雨と路面の乾きが遅く、SCが多くの周回をこなす様は富士SWを思い出しました。 2011年は年間20戦が予定されています。 今から考えると頭が痛くなるので後のことは考えず、開幕戦だけを楽しく思い描き、バーレーンを待ちましょう。 では2011年も素晴らしいシーズンになるように、願ってこのコラムを終わります。

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