ホンダは9トークン使用可能
2015年のシーズンが開幕され各パワーユニットメーカーが、開幕前までに使用したパワーユニットの開発のトークンが判明した。これによりホンダが今シーズン、エンジン開発に使用できるトークン数が決定した。
昨年から参加しているメルセデス、ルノー、フェラーリには開幕前からシーズンを通して32トークンを使用したパワーユニット開発が可能である。
今年からF1に復帰したホンダは本来、シーズン中の開発が認められていなかったが、抗議した結果、ライバルの3メーカーが開幕戦までに使用しなかったトークン数の平均値が与えられることになっていた。
開幕戦前に各PUサプライヤーが使ったトークンは、フェラーリ22(残り10)、メルセデス25(残り7)、ルノー20(残り12)である。
これで、ホンダはシーズン中に9トークン<(10+7+12)÷3=9※端数は切り捨て>を使用したパワーユニット開発が可能となる。これが多いか少ないかは判断が難しい。今年初めて参加するホンダとしては、開発トークンは多ければ多いほどありがたい。だがそもそもホンダには、シーズン中の開発は認められていなかったわけで、それを考えればこの9トークンは貴重な開発資源になる。
それに信頼性に関する開発はFIAの承認を得れば可能なので、ホンダはこの9トークン以外にも積極的に新しいパーツを投入してくると思われる。
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