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入賞まであと少しのマクラーレン・ホンダ 2015 Rd.3 中国GP観戦記

_X0W7899 マクラーレン・ホンダは徐々にではあるが、改善してきている。今回もQ2進出まであと0.2秒まで迫った。 シーズン前のテストでほとんど走れなかったので、マクラーレン・ホンダはパワーユニットの開発と同時に、マシン側の開発やセットアップなどもしなければならない。 レースの週末はスケジュールも限られていて、その全てを満足のいくようにするのは難しい。それでも少しづつではあるが、マクラーレン・ホンダが進歩しているのは間違いがなく、入賞するのはそれほど遠くないと思われる。 実際、レースではバトンがマルドナドとコーナーでバトルするなど、ダウンフォースはそれなりのレベルで出させている。後はシャシー側の開発を進めつつ、パワーユニットで大きな進化が欲しい。 入賞は間近と思われるが、表彰台に登るにはまだまだ大きなステップが必要となる。少なくともメルセデスの2台が強いことを考えると、3位になるには、その他のクラスで1位にならなければならない。しかも現時点でその他のクラスで最速のフェラーリは好調を維持しているし、タイヤに優しいというアドバンテージもある。 となると普通のレースで表彰台に上るのは難しく、雨のレースに期待するしかない。雨になれば冷却面でも楽になるし、2人のベテランドライバーの実力も発揮できる。しかもバトンはコンディションが目まぐるしく変わるレースは得意である。