フェラーリのライコネンが1年以上ぶりとなる表彰台に登った。しかもメルセデスの一角を崩しての2位であり、価値は高い。
タイヤのタレに関して優位性を持っていたフェラーリ。それを有効活用してマレーシアではメルセデスに一矢を報いた。だがさすがはメルセデス。すぐに対応してきてもうすでにタイヤの持ちに関しては、フェラーリとほぼ同等レベルに改善してきた。
それだけにこの表彰台は価値がある。メルセデスにブレーキトラブルがあったとはいえ、それまでにライコネンはロズベルグの後方につけていて、彼のトラブルを利用することができた。
もっと2台の差が大きければ、例えロズベルグにブレーキトラブルがあったとしても、2位になることはなかった。
それにベッテルがコースアウトして、フロントノーズを壊さなければ、フェラーリは2位と3位だった可能性もあるわけで、ハミルトンに勝つのは難しいながらも、メルセデスに小さなトラブルがあった場合、それにつけ込む位置にある。
スペインで勝つのは難しいかもしれないが、モナコではおもしろいレースが見られるかもしれない。