2015年、鮮やかな復活を遂げたフェラーリが更なる進化を計画している。
今シーズン、全てのレースで表彰台を獲得しているフェラーリは、カナダGPで新型パワーユニットを投入する予定である。
フェラーリは10トークンを残しており、このうちカナダGPで5トークンを使用する。これによりフェラーリは20〜30馬力程度のパワーアップを見込んでおり、これはラップタイムを0.3秒前後を短縮するのに役立つ。
これは本来、スペインGPでの投入を目指していたものが間に合わずに、カナダGPでのデビューとなった。この二つのGPの間にはモナコGPがあるが、モナコではパワーアップしてもタイムの短縮が僅かなので、投入を見送った。
フェラーリは昨年のパワーユニットから大きな進化を遂げている。これは同じパワーユニットを搭載するザウバーが好調なことからもよくわかる。フェラーリ製のパワーユニットを搭載するザウバーは昨シーズン無得点に終わっている。
2014年にフェラーリは、トップランナーであるメルセデスより約50馬力ほど劣っていたと見られる。
カナダGPに開発したPUを投入するフェラーリであるが、もちろんスペインGPにもアップグレードパーツを持ち込む。