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チャンピオンシップは終わらない<BR>大胆予想 2012年のチャンピオンドライバーは誰だ?<BR>ブラジルGPが10倍楽しめるポイント早見表付き



いよいよ2012年のF1も最終戦を迎える。
8人のドライバーが最初の8レースで勝つという究極の混戦で幕を開
けた今シーズンだが、ついにチャンピオン争いは2人に絞られた。
フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルだ。
この2人は現代F1を代表するドライバーといえ、どちらがチャンピオ
ンになっても納得である。

第19戦を終えてベッテルは、アロンソを13ポイントリードしている。
2人のチャンピオン決定の条件を見てみよう。

【チャンピオンの条件】
▽ベッテルのチャンピオン条件
 ・ベッテルが4位以上入賞の場合(アロンソの順位は関係なく)
 ・アロンソが4位以下の場合(ベッテルの順位は関係なく)
▽アロンソのチャンピオン条件
 ・アロンソが優勝し、ベッテルが5位以下の場合
 ・アロンソが2位で、ベッテルが8位以下の場合
 ・アロンソが3位で、ベッテルが9位以下の場合

これを見るとベッテルが絶対的に有利と思えるかもしれない。
だがことは簡単にはいかない。


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確かにドライコンディションであればベッテルの仕事は簡単だろう。
いつものようにポールポジションからスタートして、逃げ切ればいい。
しかもコースは過去3年間レッドブルが連続優勝している、相性のいい
インテルラゴスだ。

だが雨が降ればそうはいかない。いつタイヤ交換するのか、どの種類
のタイヤを選択するのか、非常に繊細な決断を瞬時にしなければなら
ない。これは口で言うほど簡単ではない。
なぜならチャンピオンシップで上位のドライバーほど、ライバルの動
向を見ながらの判断になるからだ。
つまり天候が不安定な場合、ベッテルは絶対にアロンソより先にタイ
ヤ交換することができない。これは苦しい。

インテルラゴスの雨は突然にしかも大量に降る場合がある。その場合
一周のタイヤ交換の遅れで、スピンして終わる場合もある。
その点、失うものがないアロンソは有利だ。攻めのタイヤ交換を積
極的にできる。
そうなればアロンソが逆転してもおかしくない。

さらに終盤、好調なハミルトンもこの争いに影響を与えそうだ。
ハミルトンがベッテルの前に出るのか、ベッテルとアロンソの間に入
るのか。彼の順位はチャンピオン争いに微妙な影響を与えるだろう。

ではどちらがチャンピオンなるのだろうか。ここで大胆に予想してみ
よう。日曜日の天気予報は雨である。しかもかなり激しい雨と予想さ
れている。そうなれば攻めのレースができるアロンソが有利と見る。
つまりアロンソの逆転チャンピオンと予想する。

これは荒唐無稽な夢物語だろうか。
もちろん数字上でベッテルが有利なのは当然である。だが数字では
計れない勝負があるから、F1はおもしろい。
だから心を揺さぶられる戦いが繰り広げられる。
最終戦前に2010年ベッテルがチャンピオンになると言えば、変人
扱いされただろう。だが彼は逆転した。
2007年のキミ、2008年のハミルトンもまたしかりである。
そしてこの二つのドラマはここインテルラゴスが舞台だった。

2人のスーパードライバーが渾身の力を振り絞って戦う姿は美しい。
1年間19レースを戦ってきた結果がこの1レースに凝縮される。
何百人のチームスタッフ、エンジニア、メカニック達の思いを乗せ
て、全世界何百万人のファンの声援を受けて、最後のレースがこれ
から始まる。

それを目撃できる我々は幸せである。
どちらが勝つにせよ、この二人の素晴らしいレーサーの戦いを目に
焼き付けておきたい。
結果が判明するのは日本時間の月曜日の午前2時30分前後。
そのレースを楽しみながら見よう。

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