そんな驚きのニュースがながれている。2014年にザウバーから復帰するというのだ。
だがこの話、荒唐無稽というわけでもない。というのも先日の記事「ザウバーの危険な賭け」でも紹介したようにザウバーも大きな負債を抱えており、経営難に直面しているからである。メキシコマネーをあてにして起用したグチエレスだったが、メキシコマネーは全額が振り込まれておらず経営面ではあまり貢献していない。またヒュルケンベルグを起用したのもフェラーリへのエンジン代金の支払いが滞っており、その一部を相殺するためとも伝えられている。おまけに今年はマシンのできも良くなくコンストラクターズランキングも8位と低迷している。そして7位のトロ・ロッソとの差も大きく開き逆転するのは困難な状況である。
代表のカルテンボーンはいくつかの選択肢があると述べているが、これは持ち込むお金とドライバーの実力を秤にかけて、ドライバーを選ぶという意味である。
そういう意味で実力と経験は問題のないバリチェロが資金を持ち込んでくれるのであれば、考えないわけがない。
それに来年のザウバーのもう一人のドライバーは、ロシア人の若い18歳!のシロトキンになることがほぼ決定しており、彼の経験のなさを補うためにもバリチェロはうってつけのドライバーである。
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