アロンソのチームへの再加入の可能性を問われたロン・デニスは、「チームにとって最優先すべきは勝利である」と述べ、アロンソのチーム加入に問題がないことを認めた。
アロンソとデニスは2007年に仲違いをして、アロンソはチームを飛び出してルノーへ移籍した。
「勝利を追求するチームは、それを妨げるものが技術面や人的資源や予算的な問題であろうと解決しなければならない。何事も絶対にないとはいいきれない」
アロンソとデニスの関係が悪化しても、現チーム代表のウィットマーシュは、2007年にアロンソを手放したのは間違いだったと考えている。
アロンソはフェラーリと4年間過ごしていて、さらに2016年まで契約がある。アロンソは公式にはチームに満足していると述べているが、ここ数年の競争力のなさとライコネンのチーム加入により、以前のようなチームへの忠誠心は見られなくなっている。
アロンソは9月に、「いつも言っているけど、もう何も問題はない。それはチームの哲学だったし、特に一人の人間(デニスのこと)が問題だったのだが、彼はもういない」と述べた。
アロンソはデニスがF1に関与していれば、マクラーレンへ戻ることはないと明言した。
デニスはF1チームの非常勤の取締役に降格していて、今はF1に関する権限がない。
だがデニスは25%の株式を持つ主要株主の一人であり、さらに持ち株比率を上げようと資金調達中であると報道されている。
アロンソとデニスの関係は2007年にアロンソにナンバーワン待遇を与えなかったことにより緊張し、アロンソがFIAにスパイ疑惑事件に関してデニスを脅したことにより破綻した。