期待が持てる7位入賞 マクラーレン ホンダ
昨年のハンガリーGPでのダブル入賞やアロンソの5位を考えるとホンダファンにとって今回のハンガリーGPは不満が残るかもしれないが、7位入賞は決して悪い結果ではない。
というのも上位3チーム、メルセデス、レッドブル、フェラーリの6台のペースは別格に速く、この6台をアクシデントもなく抜くことは事実上不可能である。
それを考えれば7位はその他グループの中で最上位である。もちろんこれで満足かと言われればマクラーレンもホンダもファンも不満があるのは当然である。彼らが目指すのは優勝であり、チャンピオンである。これで満足されても困る。
だが現実問題として昨年の状況やシーズン開幕直後のスピードを考えれば素晴らしい進化を遂げているわけでダウンフォース重視のサーキットでは普通に戦えていることは素晴らしい。
今シーズン中にマクラーレンホンダが表彰台に上る事はよほどの幸運がなければ無理であろう。だが今のF1ではいきなり大きなジャンプをすることは不可能であり、一つ一つ階段を上りながら進歩していくほかないことを考えるとこのレースの見方が少し変わるのではないだろうか。
夏休み明けのスパやモンツァでは厳しい戦いが続くとは思うのだが、シンガポールなどではまたいい戦いを見せてくれるだろう。
- フェルスタッペン ブロックと走路妨害の境目
- 僅差だが埋められないギャップ