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ヘレステストで明らかになった事2 ラップタイムからみる好不調

メルセデス ヘレステストではどのチームも全開走行はしていなかった。まずは走行距離を延ばしてデータを収集したかったからである。だからこの時点でタイムが速い遅いと騒いでも大きな意味はないのだが、それでもラップタイムを比較すると興味深い事実がわかってくる。 下記の図がヘレステストでのベストタイムである。4日間を通じてのベストタイムはマクラーレンのルーキー マグヌッセンが記録している。4位のバトンまでは1秒差につけている。上位陣は11位まで2台のフェラーリを除いては全てメルセデス陣営である。 興味深いのはルノー陣営である。タイムを記録できなかったチルトンとフラインスを除けば、下位の5人は全てルノーエンジン搭載。トロロッソのベルニュがかろうじて12位に付けてはいるが、それ以外のルノー陣営で最速のエリクソンでさえ、マグヌッセンのベストタイムより14秒も遅い。これはまともに走れていない証拠で、かなり深刻な状態である。 ここからもメルセデス陣営の好調さとルノー陣営の深刻さが明快にわかる。
1 Kevin Magnussen McLaren Mercedes 1’23.276 162
2 Felipe Massa Williams Mercedes 1’23.700 0.424 133
3 Lewis Hamilton Mercedes Mercedes 1’23.952 0.676 121
4 Jenson Button McLaren Mercedes 1’24.165 0.889 83
5 Kimi Raikkonen Ferrari Ferrari 1’24.812 1.536 78
6 Valtteri Bottas Williams Mercedes 1’25.344 2.068 42
7 Fernando Alonso Ferrari Ferrari 1’25.495 2.219 173
8 Nico Rosberg Mercedes Mercedes 1’25.588 2.312 188
9 Nico Hulkenberg Force India Mercedes 1’26.096 2.820 17
10 Sergio Perez Force India Mercedes 1’28.376 5.100 48
11 Daniel Juncadella Force India Mercedes 1’29.457 6.181 81
12 Jean-Eric Vergne Toro Rosso Renault 1’29.915 6.639 45
13 Adrian Sutil Sauber Ferrari 1’30.161 6.885 103
14 Jules Bianchi Marussia Ferrari 1’32.222 8.946 25
15 Esteban Gutierrez Sauber Ferrari 1’33.270 9.994 60
16 Marcus Ericsson Caterham Renault 1’37.975 14.699 12
17 Sebastian Vettel Red Bull Renault 1’38.320 15.044 11
18 Kamui Kobayashi Caterham Renault 1’43.193 19.917 54
19 Daniil Kvyat Toro Rosso Renault 1’44.016 20.740 9
20 Daniel Ricciardo Red Bull Renault 1’45.374 22.098 10
Robin Frijns Caterham Renault 10
Max Chilton Marussia Ferrari 5

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