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フェラーリが新型冷却装置を装備か?

フェラーリが新型の冷却装置を使用してアドバンテージを得ようとしている見方が広まっている。 今シーズンからF1はパワーユニットが大きく代わり求められる冷却容量が大幅に増えた。その為、各チームはラジエーターやインタークーラーを納める為にサイドポッドを大型化した。 だがこれは必然的に空気抵抗が増えるし、リアに流れる気流を妨げるので、空力の効率が悪化し、ダウンフォースも減少するので、やりたくはない。だからこれまでは冷却水の圧力を高めたり、エンジンが高温でも動作するようにして、冷却器の小型化に務めてきた。 今回、フェラーリが採用したのは「マイクロチューブ熱交換機」と言われている技術である。これまでのラジエーターは水が流れる流路を細かく折り曲げて表面積を確保していたのだが、これは微細な管を採用することにより表面積を確保しようとしている。内部情報によると昨年の冷却機器より15%削減しているらしい。これは冷却容量が増えた今年のマシンからすると、常識外れの数字である。 実際に写真を比較するとフェラーリのサイドポッドは他のマシンより小さいように見える。もしフェラーリがこの技術を導入しているとすれば、大きなアドバンテージになり、シーズンの序盤ではリードが可能である。

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