可夢偉 接触でリタイヤもペナルティなし
小林可夢偉のF1復帰初戦は、スタート直後の接触によりリタイヤで終わった。
彼はスタート直後の1コーナー手前で、ウィリアムズのマッサのリアへ突っこみ、レース後の審議対象となっていた。
だがFIAがチームが提出したデータを検証した結果、小林可夢偉には落ち度ないことが判明し、何の処置もおこなわれないことが決定した。
ケータハムの後輪のブレーキバイワイヤーが動作せず、可夢偉はブレーキペダルを踏んでいたにも関わらず、ノーブレーキ状態でマッサのリアに接触したと見られる。スタート直後の状況を考えると、2人に怪我がなかったのは幸運であった。
今年からリアでのエネルギー回収量が大きく増えたことに伴い、リアブレーキをシステムでコントロールされることが許された。これはモーターで発電する際に大きな抵抗がかかるためであるが、テスト不足もあり正確に動作させることが難しい。
今回の可夢偉と同様のトラブルはテストでも発生しており、ブレーキを踏んだにも関わらず、発電もブレーキもかからない状態になったと思われる。
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