未だに発表されないマクラーレンのスポンサーだが、なぜ時間がかかっているのであろうか。
最新のF1速報にロン・デニスのインタビューが掲載されていて、そこにはスポンサーに関しての興味深い内容があった。
関連記事:マクラーレン スポンサーを数週間で発表
関連記事:SONYがマクラーレンのスポンサーにならない理由
マクラーレンは、彼らのスポンサーシップの権利を広告代理店に販売しようとしている。これはF1ではあまり見られなかった形態である。
普通のF1チームは彼ら自身がスポンサー候補を見つけて、契約する。もちろん紹介や仲介はあるし、広告代理店が絡むことも当然ある。
だがこれはあくまでも成果報酬である。つまりチームがスポンサーと契約した場合、関係者に仲介料を払う。当たり前だが、契約されない場合は一切の報酬は発生しない。
今回、マクラーレンが販売するのは、スポンサーシップの権利である。つまりマクラーレンは広告代理店にマシンのスペースを販売する。その時点でマクラーレンにはお金が手に入る(支払いは分割されると思われるが)。
広告代理店は手に入れた、そのスペースを彼らの広告主に販売する。マクラーレンから買った値段より高く売れれば、広告代理店は利益が出る。普通の売買と同じである。
Part2へつづく