2010 Rd.12 ハンガリーGP観戦ガイド

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【サーキット】
ハンガロリンク
4.381km×70周=306.458km

多くの中低速コーナーと長いストレートを持つテクニカルなサーキット。
オーバーテイクは難しいサーキットである。
普段はレースが少ないことから、市街地サーキットのように金曜日の朝と日曜日の午後では路面コンディションが全く異なる。
周回ごとにグリップが向上するため、予選最後のアタックが勝負の分かれ目。

過去10回開催されているハンガリーGPで、ポールシッターが優勝したのは5回。
決勝レースでの追い抜きは、ほぼ不可能なため予選が重要な意味を持つ。
ただし過去5年間を見ると、PPが優勝したのは1回だけ。
予選順位と共にスタートダッシュも重要である。

ただ、このハンガリーGPは波乱のレースが多いことでも、知られている。
2008年、マッサが優勝目前でエンジントラブルでリタイヤしたことは、記憶に新しい。
2006年にはトップを走るアロンソがリタイヤし、ホンダのバトンが初優勝を飾った。
1997年にもトップ独走のアローズをドライブする、D・ヒルが残り数周でスローダウンしたこともある。

オーバーテイクが可能なのは、ストレートとターン1での飛び込みであるが、これも前のマシンが最終コーナー立ち上がりでミスをした場合に限られる。
気温は例年高く、降雨は非常に珍しい。

【エンジン】
全開率は58%と低くエンジンの負荷は少ない。
ただ、高温になることが予想されるので、温度的には厳しく、エンジン冷却は重要な要件である。
低速コーナーが多いことから、低回転域でのトルクが重要であり、ルノーエンジンは有利。

【シャシー】
ダウンフォースが大きいセットアップが基本。
効率のいいアンダーフロアから得るダウンフォースが重要になる。
また、低速コーナーではメカニカルグリップも必要になる。
低速からの立ち上がりのトラクションがいいルノーは有利である。

【タイヤ】
ブリヂストンはスーパー・ソフトとミディアムを持ち込む。
低速コーナーが多いため、リアタイヤのタレやグレイニングは致命的となるので、丁寧なアクセルワークが必要。
金曜日から日曜日に向かって劇的に路面状況が改善されるので、金曜日から日曜日の路面状況を想定したセットアップが重要になる。

【ピット戦略】
1ストップが基本。
オーバーテイクが難しいので、ピットインのタイミングは集中するだろう。
フューエル・エフェクトは少ない。
ストップ時間は、16秒+静止時間。

【レース展望】
予選で抜群の速さを見せるレッドブルが有力候補。
ただ、彼らは予選での速さを、決勝の結果に残せていないのが不安な点である。
低速サーキットで競争力のあるフェラーリが、今回もレッドブルの対抗馬。
マクラーレンは、空力性能の改善が追いつかなければ厳しい戦いを強いられると思われるが、彼らはこのサーキットで過去5年間で4回優勝している。
ルノーはここで競争力がある。
ルノーに食われる上位チームは、順位を落とすことになるだろう。

【過去5年間の優勝者】
2005 K.ライコネン <マクラーレン>
2006 J.バトン  <ホンダ>
2007 L.ハミルトン <マクラーレン>
2008 H.コバライネン<マクラーレン>
2009 L.ハミルトン<マクラーレン>

2010 Rd.11 ドイツGP観戦記

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▽帰ってきたフェラーリとチームオーダー

フェラーリが開幕以来の1-2フィニッシュ。
一時、競争力を落としていたフェラーリがトップに返ってきた。

フェラーリはバレンシアで大きなアップデートを施してから競争力を大きく向上してきた。
ところが、バレンシアではSCに前を阻まれ、シルバーストーンではチームメイト同士で接触しマッサはパンク、アロンソはショートカットしてペナルティと不運なレースが続いていた。

今回は予選からレッドブルと互角の速さを見せ、緊張感あふれる予選となった。
ブロウン・ディヒューザーを予選で効率的に使うレッドブルは、これまでほぼ全ての予選を征してきた。
予選ポールのベッテルと2位アロンソの差はたったの1000分2秒。
距離にすると約15センチ。
同タイムと言っていいほどの僅差である。

そしてスタートでミスをしたベッテルがアロンソを抑えるために、イン側に寄せ空いたアウト側のスペースにマッサが飛び込みトップに立つ。

トップにたったマッサが一番ピンチだったのが、タイヤ交換直後。

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F1 MEETING @ ドイツGP

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う〜ん、かっこいい。
えっ、何かって?
それは中野信治さんのことですよ。

今回はゲスト解説に元F1ドライバーの中野信治さんをお迎えしてパブリックビューイング F1 MEETING @ ドイツGPを開催しました。

中野さんには、元F1ドライバーの立場から解説をいただきました。
今年はF1を見ていないと言うことでしたが、それでも経験に裏打ちされた解説は勉強になりました。

それにとてもいい人なんです、中野さんは。
私とも気さくに話していただき、イベント終了後には目を見つめて、固い握手をしていただきまいた。
いやこれは、惚れちゃいそう(^^)

実際、中野さんが会場に登場すると黄色い声が。
今までとは雰囲気が違います。
女性の目がみんな星印です。

えっイベントの内容ですか?
それはもう盛り上がりましたよ、当然。

でもマッサがアロンソと順位を入れ替えた場面では悲鳴と歓声が聞こえてきました。
マッサの復帰後初優勝見たかった。

次のイベントは、翌週8月1日日曜日ハンガリーGPです。
みなさんお待ちしています。


2010 Rd.11 ドイツGP観戦ガイド

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【サーキット】
ホッケンハイムリンク
4.574km×67周=308.863km

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フランクフルトの南に位置する、森を切り開いて作られたサーキット。
1970年に初開催され、今回は32回目を迎える。

以前は超高速サーキットであったが2002年に改修され、2.2km短縮し平均速度は約30km低下した。
終盤のスタジアムセクションが印象的で、大音量が反響する。


ホッケンハイムで真夏に開催されるドイツGPは毎回、高い湿度と高い気温に悩まされる。
長い直線の後のターン6のブレーキングがオーバーテイクポイント。

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2010 Rd10 イギリスGP観戦記

▽喜べない勝利 レッドブルとウェバー

今シーズン、五度目のフロントロウ独占のレッドブルだったが、またも1-2フィニッシュはならず。
ウェバーが勝つには勝ったが、チームは手放しで喜べない結果となった。

予想通り予選ではレッドブルの二台が他を圧倒。
3位のアロンソに0.8秒もの大差を付けた。
これは非常に競争の激しい現代F1では信じられないほどのタイム差。
ライバルは彼らとの差を埋めるべく、続々とアップデートを投入しているが、同時にレッドブルも進化しており、相対的な差に変化は見られなかった。

スタートでベッテルはクラッチミートした瞬間に、エンジン回転数が落ち込み加速が鈍り、ウェバーに簡単に抜かれてしまう。
通常、F1マシンは路面のグリップ状況に合わせてクラッチのミートポイントを調整するのであるが、想定以上にタイヤがグリップしたので、エンジン回転数が落ち込んだのだろう。

有利な奇数列グリッドをいかせなかったベッテルは、更にハミルトンにも並びかかられるが、ここはベッテルが踏ん張りポジションをキープ。
そしてウェバーに襲いかかろうとするが、マゴッツの入口でまっすぐ飛び出してしまう。
理由は右リアタイヤのパンクだった。
パンクの原因は不明なのだが、1コーナーでハミルトンに接近された時、フロントウィングと軽い接触があったのかもしれない。
タイヤとの軽い接触であればフロントウィングは壊れないので、可能性は高い。

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2010 Rd10 イギリスGP観戦ガイド

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【サーキット】
シルバーストン・サーキット
5.901km×52周=306.747km

今では非常に珍しくなった中高速のコーナーを多く持つクラシック・コース。
第二次世界大戦当時に使用された飛行場に作られたので、アップダウンが少ないのが特徴である。
バンプは少ないが、路面表面は粗く、また高速コーナーが多いことから、タイヤには厳しい。

前半のマゴッツ、ベケッツ、チャペルの連続高速コーナーが見所。
ここでは、マシンのエアロダイナミクス性能が問われる。
後半の低速区間とのバランスが難しい。

今シーズンからコース後半が改修され、インフィールドセクションである「アリーナ」が追加されたが、サーキットの基本的性格に変化はない。

天候が非常に不安定であり、幾多のドラマを生み出してきた。
天候と気温次第では、番狂わせもあり得る。

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2010 Rd9 ヨーロッパGP観戦記

 ▽スーパーオーバーテイク 可夢偉

本当に素晴らしい可夢偉のオーバーテイクだった。
セーフティー・カーが出た時の判断も素晴らしかった。
今回、ザウバーは二台のタイヤ選択を分けてきた。
デ・ラ・ロサはソフトスタート、可夢偉はハードスタートを選択。
だから可夢偉はSCが出ても、ステイアウトすることに迷いはなかった。

ウェバーのクラッシュでSCが出たときに、ほとんどのマシンがピットに向かう中、可夢偉はステイアウトを選択し3位に上がる。
今回、このサーキットではタイヤのタレが少なく、燃料が少なくなるに従いラップタイムがどんどん向上する事も可夢偉の判断の理由にあった。
つまり極端なロングスティントをしてもタイヤのタレは全く問題がなかった。

ただいくらオーバーテイクが難しいこのサーキットでも、後ろからくるバトンとのマシンの性能差は大きく、彼に抜かれるのは仕方がないと諦めていた。

そころがそこからの可夢偉のラップタイムは驚くべきものだった。
トップ2よりは遅いものの遜色のないタイムを連発。
バトンの方が速いラップタイムを出せたと思うが、その差はコンマ数秒レベル。
これ位の差であれば、このサーキットではFダクトを持つマクラーレンでも抜くのは難しい。

正直言ってザウバーとマクラーレンのタイム差はコンマ数秒レベルではなく秒単位である。
予選での可夢偉とバトンとの差は1秒。
それを考えると可夢偉の走りは見事としかいいようがない走りだった。
しかも可夢偉はこれだけ速いラップタイムで走りつつ、タイヤを痛めないような走りを心がけていた。

後ろからバトンに追い立てられれば、焦ってアクセルをあけ、リアを滑らせてタイヤの消耗が早く進んでもおかしくはない。
だが冷静な可夢偉は、低速コーナーの出口だけきちんと立ち上げれば抜かれないことを理解した上で、タイヤをいたわって走った。
これは誰にでもできることではない。

こうして可夢偉は3位をキープしたまま、レース終盤に突入する。

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F1 MEETING @ ヨーロッパGP

JUGEMテーマ:スポーツ

いや〜、盛り上がりましたよ。
本当に。
F1 MEETING史上、最高の盛り上がりでした。

盛り上がった原因はもちろん小林可夢偉の激走です。
画面にはあまり写らなかったのですが、3位を走る可夢偉。
確かに彼はタイヤ交換せずにいたので、3位を走るのは当たり前のようですが、ラップタイムがすごかった。
ハミルトンやベッテルに及ばないのは当たり前なのですが、それほど大きな差を付けられない素晴らしい走りを見せてくれました。
その為、抜けないサーキットであるとはいえ、マクラーレンのバトンを抑えて可夢偉が3位をキープします。

そして一番盛り上がったのが最後にアロンソとブエミをオーバーテイクするシーン。
会場が揺れていました。
実況の中嶋アナの声も10段くらいボルテージアップ。
ガッツポーズもでるくらいの力の入りようです。

彼のステイアウトを選択した決断力。
好タイムを出しながらもタイヤを労る走りのできる技術。
そしてここぞというところで勝負する勝負力。

これまでの日本人ドライバーにはない素晴らしいドライバーです。

ただ一つ残念なのはこれだけ活躍しても、日本のマスコミは取り上げてくれないでしょう。
ゴルフで日本人が活躍すれば、翌日のスポーツニュースで取り上げてくれるでしょうが、F1だとそうはいかないのです。
それがとても悲しいです。

でも彼はそんな現状をも変えてくれる可能性を感じます。

可夢偉の活躍もあり、今回F1 MEETIGNに来られたお客さんは、大満足だったと思います。
次回、シルバーストーンはバレンシアよりザウバーのマシンにあっていると思われるので、みなさん可夢偉の応援にピットストップカフェへお越しください。

では、またイギリスGPでお会いしましょう。

ヨーロッパGP観戦ガイド

【サーキット】
ヴァレンシア市街地コース
5.419km×57周=308.883km




2008年に初開催されたスペインはバレンシアの市街地を利用したサーキット。
コース上に橋があり、長い直線があるのが特徴。
基本レイアウトは低中速コーナーが中心のストップ&ゴー型のサーキットレイアウトである。


路面状態は金曜日は汚れていて、日曜日の決勝に向かい1周毎にどんどん良くなっていくので、予選最後のアタックでミスなくタイムを出せるかどうかが予選の鍵を握る。

追い抜きが難しいサーキットでもあるので、予選の順位は非常に重要。
グリッド奇数列の方がラバーがのっていて有利になる。
優勝を狙うには、確実に奇数列が得られるポール・ポジションが欲しい。

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2010 RD.8 カナダGP観戦記

 
▽明暗分けた路面コンディション

今回、路面コンディションの変化が大きく勝負を分けた。
それは、サーキットの路面表面と気温が大きな原因だった。

ジル・ビルニューブ・サーキットの路面舗装表面は、スムーズでタイヤに厳しくない。
アスファルトの路面は小石を混ぜて舗装される。
路面表面は、使われている石の種類で変わってくる。
尖った石を使えばグリップ力は増すがタイヤの摩耗は激しくなる。
鈴鹿サーキットはこの典型的な例だ。

比較的尖っていない石を混ぜるとグリップ力は減るが、タイヤには優しい。
しかし当然、タイヤ温度を上げるのに時間がかかる。
それがジル・ビルニューブ・サーキットの特徴だ。

今回はそれに加えて金曜日、土曜日と気温が低く曇っていたので、路面温度が上がりにくかった。

さらに今年のブリヂストンタイヤは、昨年に比べて4種類のタイヤ特性を耐久性重視に変えてきた。
その為、タイヤ温度が上がりにくくなっている。

では、タイヤ温度が上がりにくくなると、どうなるのだろうか。
現在のF1のタイヤは表面温度を上げて、表面を溶かしてベタベタの粘着性がある状態にして、驚異的なグリップを発揮させている。

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