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敗れたけどすごいメルセデス

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今回、久しぶりに荒れたレース。が普通に考えるとメルセデスのハミルトンが勝つはずのレースだった。だが思いもかけない事が起こる。なんとトップを走るハミルトンのヘッドレストが浮き上がってきたのだ。通常のこのヘッドレストは左右2カ所でピンで留められている。このエリアは揚力がおこる場所なので、ピン留めされていないと浮き上がってきてしまう。

メルセデスはその前に赤旗中断中にハミルトンが乗り降りした際に、そのピンを締めるのを忘れたのであろう。これにより危険と判断されてハミルトンはピットに戻りヘッドレストを交換して走り出した。コースに戻ったときにはライバルのベッテルの後ろである。

問題はここからである。普通こういうことが起きると、誰が締め忘れたとかいう責任者捜しが始まるのが常であるのだが、メルセデスの対応は違った。彼らはヘッドレストのピンのデザインを変更することにより、今後二度とこのような問題が起きないようにすると発表したのである。

これにはとても感心させられた。責任者を責めるより今後のこのような問題が起きないようにデザインを変更するというのである。これが彼らが3年連続でチャンピオンを取っている原動力であろう。

この問題を個人の問題にすることは簡単である。でも個人の問題にしている限り個人がミスをすれば、また同じ事が発生する可能性がある。そして人間とはミスをする動物である。だがデザインを変更すれば誰が扱っても同じ問題は発生しない。

こういう対応を見ていると今年予選以外ではフェラーリに押されているメルセデスだが、まだまだチャンピオンシップを争っていけるだろう。対する大陸側のライバルチームとはまったく異なる対応をすることが多く、それが興味深い。