ロータスは1月28日からスペインのヘレスで開催されるテストを欠場することを明らかにした。
これはマシンの製造が遅れているからである。2014年のマシンはエンジンレギュレーションに大きな変更があり、またマシンに関しても大きな見直しがされた。その為、各チームともマシンの製造は急ピッチでおこなわれているが、最初のテストに間に合わないチームがいることは以前から噂されていた。今回のロータスの声明はそれを裏付けた。
彼らは2013年シーズン終盤までコンストラクターズランキング2位の座を巡り、激しく争っていたので開発を翌年のマシンに完全に移行する時期が遅れた。その為に彼らの新しいマシンE22は最初のテストに間に合わなくなった。
チームはその後のバーレーンテストで遅れは取り戻せるとはしているが、全く新しいエンジンで走る今年は、できるだけ早い時期に走ってパワープラントや各種システムの確認をする必要がある。確かに単純な開発だけを考えればバーレーンテストからでもリカバリーは可能だろうが、マシンに大きな問題があれば、バーレーンテストでの走行も限られた物になり、難しい事態になる。
またヘレステストから最初のバーレーンテストまで18日間の間隔があるが、最初のバーレーンテストと2回目のバーレーンテストの間隔は4日間しかなく、最初のバーレーンテストで大きな問題があった場合、2回目のバーレーンテストまでに修正する時間的余裕はない。
2014年プレシーズンテストのスケジュールは下記の通りである。
1月28日~31日 @ヘレス
2月19日~22日 @バーレーン
2月27日~3月2日 @バーレーン