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大きなドライバーは不利なのか?

 来年はエンジンのレギュレーションが大きく変わるのにあわせてマシンの最低重量もまた増やされて692Kgになる。現在よりも50Kgも増えることになる。しかしこれでもまだ十分でないと長身のF1ドライバー達は不満を募らせている。 実際に目にすると、長身のF1ドライバー達は驚くほどやせている。それはそうする方が速く走るのに有利だからだ。最近でこそ最低重量はドライバーの重さを含むが、以前はマシンだけの最低重量が決まっており、ドライバーが軽いと言うことはすなわちマシンが軽いことを意味していた。その為、昔から大柄なドライバーに複数回チャンピオンを取った人はいない。では今はドライバー込みの最低重量だからいいのではと思われる方もいるかもしれない。しかしそれでも軽い方が有利なのには変わりがない。 ドライバーの体重は60kgが理想とされており、バラストを最大限有効に活用できる。ところが例えばヒュルケンベルグのように78Kgもあるとその分、積むバラストの量が限られて調整に制限がかかる。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、ヒュルケンベルグはウェバーの後継候補ではなかったが、もし候補であったならその体重は不利に働いたことをほのめかしている。 来年のマシンはシーズン開始当初は、最低重量ギリギリになると見込まれており、そうなると体重の重いドライバーは不利益を被るとしてバトンはあと10kgの増量を求めている。 また体重と同じく身長も短い方が有利である。それは身長が短いと単純に体重が少ないという事もあるが、コクピットを狭くすることができ、それはマシンの競争力に有利に働く。ラウダ、セナ、プロストなどが速いのには理由があるのだ。もっとも小さければ誰でもいいわけではなく、彼らには才能と不断の努力があったからこそ偉大なドライバーになれた事は彼らの名誉のために追記しておく。そしてアラン・ジョーンズやマンセルなど体重のあるドライバーがチャンピオンになった事実もあるので、それが全てではない。ただ競争が厳しい現代のF1では身長が高く体重が重いことは何一つ有利に働くことがない事実はしっておいていいだろう。

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