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マクラーレンが期待できる三つの理由

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_R6T3899-s ヘレステストで期待のマクラーレン・ホンダはわずかに79周しか走ることができなかった。これは最多の走行距離を稼いだメルセデス(516周)の6分の1以下である。これはファンにとっては、かなり期待はずれに結果であろう。 だが私は今年のマクラーレンの競争力を楽観的に見ている。今年のマクラーレンが期待できる理由を見ていこう。 1.風洞と実走行時の空力の数値に大きな違いがなかった。 通常、シーズン前の開発はコンピュータで計算し、風洞でその効果を確認する。さらに実際にテスト走行してその数値が正しかったのか確認する。今のコンピュータでのシミュレーションは性能も上がり、正確性はかなり向上している。だがそれでも100%保証はできない。風洞実験の結果も同様に、実走行と必ず同じとはならない。実際の走行は、はるかに複雑でその数値と実験結果を合わせる作業が不可欠である。その結果に大きな違いがなかったと言うことは、マクラーレンの今年マシンの性能は、チームが期待している結果に近いと言うことである。これは非常に期待できる。 2.ホンダのトラブルは大きなものではなかった 先述した通りヘレスではあまり走れなかったホンダのパワーユニットであるが、その大部分は各パーツ単体のトラブルであり、大きな部分では問題がなかった。例えばホースから水が漏れたとか、ウェストゲートが正常に作動しなかったとかである。 ※ウェストゲートの説明は明日のコラムでします。 3.ホンダのパワーユニットはコンパクトである ホンダの新井氏が彼らのパワーユニットは、非常にコンパクトに作ったと述べている。実際、マクラーレンの後ろの絞り込みはかなりきつくなっている。ここはダウンフォースを生み出すのに、重要な部分である。簡単に言うとここの絞り込みがきつければきついほど、リアのダウンフースが期待できる。もちろんパワーユニットがコンパクトであると言うことは、信頼性の不安はある。だが信頼性はシーズンを通じて向上させることが可能である。まずは性能優先である。 実はこれ以外にも期待できる理由はある。マット・モリスの発言には落ち着いてはいるが、とても自信に満ちている。 だからといって私はマクラーレン・ホンダが最初から勝てるとは思っていない。ライバルチームは1年間戦った経験があるわけだし、メルセデスは今年も速いだろう。 だがマクラーレンの新車MP4-30の素性は良さそうである。そうであれば開発が進み、信頼性が上がってくれば表彰台の可能性は高くなってくる。 マクラーレンの2人のドライバーは、元ワールドチャンピオンであるし、もっとも経験豊かなペアである。マシンの競争力と信頼性さえあれば結果はついてくる。 昨年の最初テストである、ヘレステスト初日で最速は誰だったか覚えているだろうか? その名前は、フェラーリのキミ・ライコネンである。では昨年のヘレステスト全体のベストタイムアは誰だったか?マクラーレンのマグヌッセンである。しかも昨年のテストであれほど苦戦したレッドブルのリカルドが開幕戦で表彰台に登り(のちに失格したが)、シーズンで3勝しているのである。 この2チームが昨年、どれほど苦戦したかを考えれば、最初のテストで走れなかったのを気にする必要は全くないのである。 今は何も心配する必要はない。心配はシーズンに入ってからしても、遅くはないと思う。