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フロントウィング幅の影響は大きい

レッドブルのチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイはフロントウィング幅が狭くなった影響は、過小評価されていると述べた。 「フロントウィング幅が75mm小さくなったと言われれば小さな変化に思われるかもしれない。これはバトルをしている時にウィングが接触する機会を減らすが、空力的には大きな影響がある」とニューウェイは話した。 「昨年までに様にウィングのエンドプレートがタイヤの外側にある場合、ウィングで空気を外にはじき出すことができた。今はタイヤの真ん中にエンドプレートがあり、これは最悪の場所である」 「これはタイヤの内側でもなく、外側でもなく、空気の流れはフロントタイヤの前でせき止められる。前からの空気はほんの少し外側にいき、その他は内側にきて、これはかなりの混乱を巻き起こす」 「フロントウィングとフロントタイヤの巻き起こす乱流はより大きくなる。これはサイドポッドやディヒューザーに向かう空気の流れに大きな問題を引き起こす」 ニューウェイは、フロントタイヤに当たる空気が乱れた空気を引き起こし、それがマシンの後方に影響を巻き起こしダウンフォースが減るということを言っている。これはリアのミドルウィングが禁止されて減少しているディヒューザーのダウンフォースをさらに削減する。 昨年まではフロントウィングのエンドプレートはタイヤの外側にあったので、前から来る空気の流れの大半をフロントタイヤの外側にはじき出すことができ、フロントタイヤの空力的影響を最小限にとどめることができた。

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