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ロズベルグ タイヤバーストの謎

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f1hun2015_ww1755435-s 金曜日のフリー走行一回目でトップタイムを記録し、二回目のフリー走行でもトップタイムを記録していたロズベルグを恐怖が襲った。 彼の右リアタイヤが突然バーストし、スピン。彼は幸運にもどこにも激突せずに止まることができたが、これは幸運以外のなにものでもない。 ではこのバーストの原因は何であろうか。現在、ピレリはこのバーストを受け、原因を調査中である。 まずパーツの破片を拾ってバーストした可能性は少ない。TVの録画映像でも出ていたが、ロズベルグの右リアタイヤは、バーストする数秒前から白い物体がタイヤ表面にでていることが確認できる。 これはタイヤの内部構造であるベルトのスチールである可能性が高い。タイヤは複数の部品を使用してタイヤの強度を確保して、壊れないようにしている。だがこの内部部品が外側に飛び出してくると、タイヤは構造を維持できずに破壊される。ロズベルグのバーストで起こった現象はこれである可能性が高い。 関連情報:ブリヂストン タイヤの構造 だが通常であれば、このようにしてタイヤの内部部品が外側に出てくることはありえない。ではなぜタイヤの内部部品が出てくるようになったのであろうか。 縁石にあたって傷ついたか、タイヤの空気圧が少なかったのか、このタイヤだけ不良品だったか、そもそもタイヤの強度が十分でなかったかという原因が考えられる。 縁石に接触して内部部品が飛び出した可能性だが、これも少ないと考えている。というのもタイヤが縁石に当たるのは当たり前の話で、それでも壊れないタイヤを作るのがタイヤメーカーである。当然、ピレリもそうしているはずで、この可能性は低い。 一部報道には、ピレリがこの週末を前に、タイヤの空気圧の規定値を守るように勧告を出していたが、現在は空気圧をFIAがモニターしており、規定値以下の空気圧は認められないので、空気圧が少なくて、タイヤの構造が壊れたという可能性は低い。 タイヤの強度が不足していた可能性だが、これも低いと考えられる。ピレリは2013年にもシルバーストーンでタイヤバーストを連発し、タイヤの構造を変更したことがある。だがこの時はシルバーストーン以前にも不可解なタイヤトラブルが頻発していた。だが今年はこれまでタイヤの大きなトラブルは見受けられない。タイヤへの負荷が高いシルバーストーンでも、問題なく走れていたので、タイヤの構造自体には問題がないと思われる。 そうすると残る原因はこのタイヤの品質がよくなかったことである。もしそうであれば、今後の走行やレースには問題がないことになる。だがもしピレリが安全を確保し、タイヤの構造を守るために空気圧の下限値を上げると、これは全てのチームに混乱をもたらす。 というのもタイヤの空気圧が低いとグリップが高くなるので、通常F1チームは空気圧の下限値近くを使用していることが多い。当然、それを前提にマシンのセットアップも進めている。もしこのタイヤ空気圧の下限値が引き上げられると、マシンのセッティングは一からやり直しである。そうなると土曜日のたった1時間のフリー走行は大忙しである。 ピレリの早急な調査と報告が待たれる。