2014 Rd.2 マレーシアGP観戦記1 メルセデスが他を圧倒
メルセデスの強さは今回も際立っていた。予選こそ1位と3位だったが、決勝では見事に1-2フィニッシュ。特にハミルトンは実力の全ての出し切ることなく勝った。
ただ彼らが前回と違い少しだけ実力の一端を見せたのが、ファステストラップ。オーストラリアGPでのロズベルグの自身のファステストラップはレースの19周目。最速タイムは燃料の軽くなったレースの終盤に記録するのが普通である。だから開幕戦のロズベルグはスタート直後とセーフティカー直後以外はコントロールしてドライブした。
ハミルトンもレース全体をうまくコントロールできていた。ただ最後に燃料も問題なかったので最後に少し本気で走ったら、1分43秒066を記録した。これは2位のロズベルグに0.9秒差である。3位のアロンソとの差は1秒。4位のベッテルとは1.2秒。
もう一人のロズベルグはタイヤのタレに悩まされていた。その為、レースではペースが伸び悩んだ場面もあり、ハミルトンとは勝負できるほどのペースがなかった。
関連記事:ロズベルグ タイヤのタレが大きくて驚いた
この1秒以上の差が現時点でのメルセデスと他のチームとの差である。ただプレシーズンテストの内容ほどの差はないし、差は詰まってきていると見られる場面もあった。
彼らを追う、その筆頭が4年連続チャンピオンのレッドブルである。
- シークレットF1 1 今年のマシンはエキサイティング
- 2014 Rd.2 マレーシアGP観戦記2 侮れないレッドブル