2014 Rd.2 マレーシアGP観戦記3 可夢偉 見事な13位
今週末の小林可夢偉は金曜日、土曜日と苦戦しており、日曜日も期待できないと思われていた。
金曜日、土曜日のフリー走行ではほとんど走れず、ぶっつけ本番で予選に臨むことになった。それでも雨を味方に付けた可夢偉は予選20位。ドライコンディションとなった決勝レースでも素晴らしいスタートを見せた。
レースペースでもザウバー勢との差は小さく、大きく引き離されることはなかった。これはこれまでのテストや開幕戦の結果を考えると大きな進歩である。
これならば戦える。今回の13位入賞でケータハムはコンストラクターズ10位に返り咲いた。これこそチームが可夢偉に求めていたことである。ポイントは獲得できてはいないが、それでもマルシアより上位にいくことが、ケータハムの現実的な目標である。
これを続けていくことでチーム内の信頼も増してきて、いい結果を残すことができる。
まだセットアップ以前の問題が続いてはいる。その為、セットアップにはほとんど手が付けられていないが、それでも悪くないペースで走りながら、暑いマレーシアでも完走できたことは見事な成果である。
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