テストドライバーを務めるウィリアムズから、中島一貴がブラジルでF1デビューを果たす。
レギュラードライバーのブルツが引退を表明したために、彼にチャンスがめぐってきた。
ただ、私はこの時期にF1に乗ることが、彼にとって良いことなのか判断しかねる。
それは、初めて走るサーキットで初めてF1レースを走るのは、デビューするドライバーにとっては、かなり厳しい条件であるからだ。
しかも、珍しい反時計回りのサーキットである。
インテルラゴスは、天候も安定しないし、路面もバンピーで、ミスもしやすい。
ただでさえ、難しいF1デビューレースを、このような条件で迎える、彼のことを考えると心配である。
これは、ブラジルGPだけの契約であるが当然、来シーズンのドライバー候補の一人としての起用であることは間違いない。
となると、うまくいけば来年の契約となるし、無様なレースを見せれば、可能性はなくなる。
いきなり入賞を狙うのも厳しいだろうが、少なくとも安定した走りを見せることが第一条件となる。
そして、Q2への進出が次のハードルだろう。
そして、10位以内でレースを終えればハッピーとなる
困難な彼のチャレンジが成功することを祈ろう。