F1ジャーナリストのadam cooperが自身のブログで、ロータスが2015年からメルセデスパワーに変更することを検討していると伝えている。
現在、ロータスとルノーの間には有効な契約があるが、今年は両者間に緊張が走っている。ここ数年、ロータスのルノーへの支払いは遅れがちで、今年のパワーユニットの信頼性及びパフォーマンス不足がロータスに不満を募らせている。
旧ベネトン時代からイギリスのエンストンに本拠を置くチームはルノーと協力してきたが、メルセデスとの新しいスタートはいい魅力になる。またそれは性能の向上を保証し、マルドナドと一緒にやってきたスポンサーをとどめるために役立つ。
メルセデスは来年、マクラーレンがホンダエンジンにスイッチするので、もう1チームにパワーユニットを供給する余裕はある。だがメルセデスはロータスから前払いを含む、金銭的な保証を求めるだろう。またロータスとメルセデスではマーケティング上の競合関係も懸念される。
マクラーレン・ホンダがどれほどいいパッケージなのかは誰もわからないが、ロータスがウィリアムズやフォースインディアと同じメルセデス陣営に加わることは、アロンソやベッテルにとってはうれしくないニュースである。
だが実際にロータスがメルセデスのパワーユニットに変更するには、障害が多い。すでにチームは来年用マシンの開発をルノーエンジンの搭載を前提で進めているし、資金難のロータスが一部とはいえ、費用の前払いに応ずるとも思えない。ただロータスもルノーもお互いに不信感を持っているのは間違いがないので、来年は無理でも2016年には離婚が成立する可能性はある。
source :
Could Lotus switch to Mercedes power from 2015? | Adam Cooper’s F1 Blog.