メルセデスがシンガポールGPの再来を懸念
メルセデスAMGのニキ・ラウダは今週末ソチでおこなわれるロシアGPでの失速を懸念している。
昨年のロシアGPでコンストラクターズ選手権を獲得したメルセデスは、今週末にたった3ポイント追加するだけで二年連続の栄冠に輝く。
シンガポールGPでの失速にも関わらず、日本GPで見事な復活をとげたメルセデスだが、ロシアでシンガポールGPでの悪夢が再来することを心配している。
というのもロシアGPへピレリは、スーパーソフトとソフトという最も柔らかい二種類のタイヤを持ち込むのだが、これはシンガポールGPと同じタイヤの組み合わせである。
さらに昨年、初開催されたソチの路面はとてもスムーズでタイヤに厳しくなかった。ピレリが持ち込んだタイヤが保守的なソフトとミディアムだったこともあるが、フラットスポットを作って1周目にタイヤ交換したロズベルグは、そのまま最後まで走れてしまったほどである。
シンガポールGPでタイヤ温度を適切に管理できなかったメルセデスが、今回も同じ状況になるのではと思うのも無理はない。
だがロシアGPはシンガポールとは違い昼間におこなわれることから、シンガポールGPほどタイヤの温度管理に苦しむことはないと思われる。シンガポールとは違い、中速コーナーがあるのもタイヤ温度を上げるには、有利である。
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