地元日本GPで惨敗のマクラーレン・ホンダ
満を持して鈴鹿に向けて、前戦マレーシアGPで今シーズン最後のトークンを使用したホンダだったが、日本GPの結果は惨敗であった。
マレーシアGPでいい結果を残し、鈴鹿も期待されたのだがQ3に進出するチャンスすらなかった。
鈴鹿サーキットはマシンの総合能力、パワーユニットの性能、ドライバーの能力、全てが試される屈指の難コースである。
つまりこのうちのひとつでも欠ければ、いい結果は残せない。そしてマクラーレン・ホンダはマシンとパワーユニットの両方で明らかにライバルに負けていた。2人のワールドチャンピオンの能力に問題はないからだ。
予選で三列目までチーム毎に並んでいたことからも鈴鹿はまずマシンが良くなければ勝負にならない。
ホンダがマレーシアGPに投入したアップデートしたパワーユニットは出力は増えていない。主に信頼性の向上を目指したアップデートである。ホンダとしてはエンジン部分の効率アップを目指していたのだが、時間が間に合わなく投入することはできなかった。今後は来シーズンに向けての開発に集中することになる。
鈴鹿ではマシンやパワーユニットの弱点をセットアップやドライバーの腕でカバーすることは難しい。
これが今のマクラーレン・ホンダの実力である。パワーユニットだけに焦点が当たるが、マシンの能力もトップレベルとは大きな差がある。もし来年ホンダのパワーユニットが競争力を持った時、このシャシー側の問題は彼らの脚を引っ張ることになるだろう。
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