▽懸念されるドライバーの経験不足
テスト期間中から好調が伝えられていたトロロッソ・ホンダであるが結果としては一台がMGU-Hのトラブルでリタイヤ。もう一台は15位で完走というものであった。予選では二台ともQ1落ち。満足できる結果ではない。
実際、トロロッソの二台はQ2に進出できる可能性はあった。だがQ1最後のアタックでミス。2人ともQ1で脱落することになった。
今年のF1勢力図はトップ3は変わらず、その後にバースとルノーが来て後は混戦模様である。1秒差の中に10台ほどがひしめき合う大混戦。
だからこそドライバーの力量がタイム差に現れやすい予選で差が出てきしまう。トロロッソのドライバーラインアップはウイリアムズと並んでもっとも見劣りする。
もちろんレース自体はホンダのMGU Hのトラブルでリタイヤしたのだが、もう一台はスタート直後のコーナーで白煙を上げて大きなフラットスポットを作り、一周目にタイヤ交換。最下位での完走にとどまった。これもドライバーのミスである。
マシンの性能差が小さければ、あとはドライバーの力がものをいう。そしてそこがトロロットの一番弱い部分である。このままではマシンとPUが良くても結果を残すのは難しくなる。