タイヤマネージメントは今年も変わらず重要であると、数名のドライバーが指摘している。
今年は大きなレギュレーションの変更があり、特にパワーユニット関係は劇的に変わった。2.4リットル V8エンジンから1.6リットルにターボとエネルギー回収システムが付き、最大使用燃料は100kgに制限された。その為、プレシーズンでのテストではパワーユニットばかりが注目されているが、今年もタイヤは非常に重要な位置づけを占める。
ピレリは今年、昨年より固いコンパウンドを持ち込んでいる。その為、今年はタイヤよりも燃料をいかに最後まで持たせるかが鍵になると見られていた。
だがバーレーンテストで170周以上を走行したウィリアムズのボッタスは違う見方をしている。彼は今年もタイヤマネージメントが重要であると語った。
「今年はタイヤが少し固くなるようだが、よりタイヤマネージメントが難しくなる」
「トルクが増えているからスロットルペダルをより注意して扱わなければならない。タイヤを滑らせるのは簡単だし、そうするとタイヤの表面温度が上がってしまう」
「これはとても難しい状況だ。今年も昨年同様にタイヤマネージメントが重要になる」
フォースインディアからF1に復帰したニコ ヒュルケンベルグも新しいパワーユニットの大きなトルクがリアタイヤを守るのを難しくすると認めている。
「ホイールスピンをさせるのはとても簡単だ」
「スローコーナーの立ち上がりなどでは100m以上もタイヤの跡を付けることができる。とても楽しいけど、いいパフォーマンスにはつながらない」
タイヤを持たせつつ、燃料をセーブしてバトルしながらレースを走りきるのは、大きな挑戦であるとボッタスは語った。
「バーレーンでは燃料を持たせながら走るのはとても難しかった」
「できるだけ効率的に燃料を抑えながら走る方法を複数使っていて、改善されていると感じる」
「ドライバーから見ると、ラップタイムをできるだけ失わずに、燃料をセーブすることはとても重要だ。今年はタイヤマネージメントだけはない」
「もちろんドライバーを助けてくれるシステムはある。でも燃料をセーブしながらラップタイムを失わないのは、最後はドライバーの仕事だ」