Formula Passion

日本GP 本当の観戦記

富士スピードウェイでのF1を見に行きました。 今年は行かない予定だったのですが、友達の友達が弟さんの結婚式と言うことで、土曜日に行けなかったのです。 そこで、予選を見たい友人が、私を誘ったわけです。 当初、予選だけ見るのもなと思っていたのですが、モータースポーツ・ジャパンでホンダとトヨタのF1サウンドを聴いて、F1の全開の音が聞きたいという衝動に突き動かされて行きました。 朝は4時前に起き、友人宅へ向かいます。 昨晩は、異動の飲み会などもありフラフラです。 かなり雨が降っていて不安になります。 それでも天気予報では午後は曇りとなっていたので、それを信じて西へ向かいます。 それにおいらは、晴天率98%の晴れ男。 晴れはしなくても、雨は止むと根拠のない自信を元に走ります。 友人宅には5時過ぎに着き、彼のインテグラ タイプRに乗り換えて中央高速で富士へGO! 朝が早いこともあり、北富士の駐車場までは問題なく着きました。 ここまで自宅から二時間。 あまりにも順調に来て、早く着きすぎたのでクルマの中で30分ほど朝食を食べながら時間調整します。 駐車場からはシャトルバスが5分間隔くらいで出発しています。 8時前にシャトルバスに乗り込みます。 乗車率は50%くらいでしょうか。 車内は空いています。 観光バスなので、座席も余裕があり快適です。 離れた駐車場からシャトルバスでの送迎と言うことで、心配していたのですがあっけなく1時間かからずに西側のバス乗り場に到着。 9時前には着いてしまいました。 雨はしとしと降っています。 とにかく寒いのですが、昨年8月にFポンを富士に見に来て、寒くて風邪をひきそうだった私は、今回冬支度で完全防備。 周りの方からは浮いていましたが、大正解でした。 友人はTシャツ一枚で行こうとしていたのですが、クルマを乗り換えるときに「それでは死ぬぞ」とやさしくアドバイス。 友人も防寒着を着ていきましたが、それでも下はTシャツ一枚でしたから寒いと言っていましたが、風邪をひくことはなかったようです。 ここで、来年富士へ行く方にアドバイスです。 富士は晴以外の場合、かなり気温が下がります。 それは8月や9月でも容赦ありません。 なので、防寒着は必ず持っていきましょう。 そんな訳ですから、ショップではトレーナーなどの防寒着が飛ぶように売れていました。 私は日本GPのタオルをお土産用に購入。 雨が止まないので、仕方なくポンチョを買いました。 かみさんには、スーパーアグリのTシャツを買いますが、坊主へのお土産が見つかりません。 F1を見に来たのだから、F1のミニカーを買って帰りたいのですが、適当なのがありません。 5000円くらいする、観賞用のミニカーはあるのですが、子供が遊ぶのがありません、 1000円のプルバックカーはしょぼかったので、諦めます。 3歳の子供でも、最近はマシンの種類を聞いてくるので、下手なミニカーは買えません。 結局、京商のお店で市販車フェラーリのミニカーとカーショップのセットを買って帰ります。 F1のセットもあったのですが、箱が大きくて、これから雨の中を観戦することを考えると買えませんでした。 帰った後でかみさんに、F1に行ったのになんでF1のミニカーじゃないのと怒られました。 許せ坊主。 (ちなみに坊主は、喜んで遊んでいました。よかった。ただ、今度は赤のフェラーリを買ってきてねと念押しされました。 子供でもやはりフェラーリは赤なのですね。) とにかく、雨が降り続くのでお土産探しも一苦労です。 結局、自分のお土産は買えなかった。 とほほ。 そうこうしている間に、11時のフリー走行の時間です。 ところが、一向に走る気配が感じられません。 1コーナーの内側の自由席で見ていたのですが、F1の音がしません。 場内アナウンスを聞くと、メディカル・ヘリが霧で飛べないのでスタートを延期するとのこと。 待ちます。 30分待ち、霧が晴れないのでこれは走らないかなと思ったときです。 ピットの方からエンジンの雄叫びが聞こえてきます。 「来た~!」 F1マシンが続々と1コーナーを立ち上がってきます。 すごいサウンドです。 しびれます。 何回聞いても素晴らしいサウンドです。 午後の予選も雨が予想されるので、ほとんど全車が飛び出してきます。 ところが、5分後に音がぴたっと止みます。 一度、ピットインしてセッティングを変えて、出てくるのかなと思っていたら、また霧で順延です。 結局、11時55分頃に中止が決定。 午後の予選にかけます。 ただ、正直言って富士で一度霧が出るとなかなか晴れないので、予選も無理かなと思っていました。 とにかく、腹ごしらえと言うことで、佐世保バーバーを食べました。 スーパーアグリのノベルティ・グッズに長蛇の列ができています。 我々も並び、クリアファイルの入ったシールとうちわをゲット。 そのまま、隣のホンダブースで、応援用の旗とバンダナが入った袋を手に入れました。 そうして予選開始時間の14時前になったので、ヘアピンを立ち上がったコーナーの手前に移動。 INGの看板の手前の所です。 ここで予選を見ることにします。 でも霧は午前中と状況は変わりません。 予選はないなと諦めていたその時で、遠くからF1のサウンドがするではないですか。 そして、目の前をF1マシンが駆け抜けていきます。 路面状況が刻々と変わるので、みんなピットインせずに走り続けます。 まるでレースを見ているようです。 左近とラルフが接触するところも見ました。 これは、どちらが悪いとは言えないと思います。 ラルフは、スパイカーだから譲ってくれると思ったのでしょうが、左近も最後のアタック中でしたから譲れません。 そして、あっという間に1時間が終わりました。 ポール・ポジションを取ったハミルトンはご機嫌で手を振って去っていきます。 結局、雨は予選終了時にはほとんど止んでいました。 自由席で見たのですが、なかなか良い場所で見られました。 1コーナーの立ち上がりは、次のコーナーまでも見ることが出来ましたし、ヘアピンを立ち上がったところは、ブレーキングポイントでもあり迫力のシーンが見られます。 雨だったので観客が少ないことも影響したと思いますが、自由席は余裕がありました。 指定席でも大半が、雨に濡れることを考えれば、?12,000の料金はお得です。 そして、バス乗り場に急ぎます。 結構な人が並んでいますが、バスは5台待っています。 そして、1台が出発するとまた1台が来て待ちます。 常に4~5台のバスが待っていて、列に並ぶ人間としては精神衛生上よかったです。 結局、30分ほど待って乗れました。 この時16時。 帰りの渋滞を心配していましたが、行きと同じく1時間弱で駐車場に到着します。 ここで17時。 インテグラ タイプRに乗り換え東京へ向かいます。 ここでも意外や意外、渋滞がありません。 中央高速もスイスイです。 だんご坂のSAで、食事をして友人宅に着いたのが19時前。 余裕です。 そして、私の家には20時前に着きました。 う~ん、信じられないくらい順調だった。 これにはいくつかの幸運に恵まれたことは間違いありません。 前の週が三連休で、遊びに行く人が多く大渋滞だったので、雨の週末には出かける人が少なかったのだと思います。 ところが、翌日別の友人に聞いたところ道路が陥没してバス輸送に支障が出ていたことを知りました。 東側のバス乗り場での出来事だったようです。 最高4時間以上も待たされた人もいたようで、かなり厳しい状況だったようです。 予想外の事態で現場が混乱するのもわかりますが、もう少し対応方法考えても良かったのではないかと、思います。 私個人としては楽しめたのですが、レースの見られない指定席があったりして、課題も多く残る日本GPとなりました。 でも鈴鹿も最初から完璧ではありませんでした。 来年以降、改善してもらいたいと思います。

7 thoughts on “日本GP 本当の観戦記

  1. 匿名

    >> でも鈴鹿も最初から完璧ではありませんでした。
    とありますが、その根拠を示してもらいたい。
    私が知っているのでは、’87年の初開催時に、グランプリ
    ウィークが始まってから「タイヤバリアの数を増やせ」と
    突然難題を吹っかけられたのだが、鈴鹿側は何らかの
    難題が降って来る事を見越して準備していたため、すぐに
    対応したそうです。
    そしてFIA側もこの対応に驚き、ベストオーガナイザー賞を
    受賞しました。

  2. ゆきえ

    仙太郎さん、ご無沙汰しています。
    私も富士へ行きました。
    レースの見えないC席(仮設)でした。
    指定席料金をかえしてくれるといいますが、私たちはお金が戻ってきたらよいのではなく、レースが見たかったのです。
    そして、東富士A駐車場だったので、東側のバス乗り場で、5時間待ちました。
    その間、雨は降り続け、足元は泥沼のようなグラウンドでした。体調を崩した子供が休む場所もなく、具合の悪くなった妊婦さんが雨ざらしの道路に寝かされて、呼んだ救急車は警備員がゲートで足止めをする・・・といった状況でした。
    まるで何かの災害の被災者のような過酷な状況でした。
    特に子供、お年寄り、女性などの、弱い人たちには、あまりにも過酷でした。
    また、レース中は英語のアナウンスもあったのに、バス乗り場では英語どころか日本語での状況説明もなく、外国人の方は乗り場さえわからず右往左往しておられました。係員らしき人を見つけて、疲れたのでどうにかしてほしいと訴えたところ、「疲れているならホテルに帰ればよい」と言い放たれて、サーキットから出られない状況でいったいどうすればよいのかと途方に暮れておられました。
    これが、今回のF1の実際の姿です。
    ちなみに鈴鹿では長く待っても2時間でバスに乗れ、近鉄白子の駅まではすぐに戻れていました。
    確かに鈴鹿は20年の実績があります。だからこそ、人の流れや誘導、混雑をさけるための工夫を鈴鹿にアドバイスしてもらえばよかったのにと、思います。
    レース自体はそれなりに楽しかったのですが、正直言って、もう二度と富士SWでのF1には行かないと思います。
    鈴鹿にはこれからも行くと思いますが・・・。
    鈴鹿では地元ぐるみで盛り上がっているような雰囲気がありましたが、富士ではそれを感じることはなく、サーキットの中でさえ、盛り上がりには欠けていたのではないかと私は思っています。
    鈴鹿が何もかも良いとはいいません。
    しかし、観客は人間であることを忘れたかのような運営は大きな問題があるといわざるを得ません。
    大変残念なF1日本GPでした。

  3. がっさん

    はじめてコメントします。
    そうそう、鈴鹿サーキットがベストオーガナイズ賞を受賞していたんですよね。
    あの時は日本のサーキットも世界レベルになっていたんだーと感激したのを懐かしく思い出しましたよ。
    富士での初回でのF1開催であることを差し引いても、二度と見に行かないと思っている人はたくさんいることでしょう。
    来年もこのような混乱が生じるならば、F1は富士で見るものではない、F1はやっぱり鈴鹿で となってしまいそうです。
    至極個人的な意見ではありますが、サーキットを所有する自動車会社のモータスポーツに対する意識の差が、こういうところに現れているように見受けるのは判官贔屓でしょうか?

  4. 鈴鹿の1回目行ったけど、雲泥の差!
    忘れちゃいました>仙太郎さん
    渋滞・トイレ・足場のぬかるみなどは程度の差でで有ったけど、鈴鹿ではスタッフの熱意が伝わって来たし。

  5. おお

    名無しさん
    >> でも鈴鹿も最初から完璧ではありませんでした。
    >とありますが、その根拠を示してもらいたい。
    鈴鹿の初回はレース終了後2時間ほど時間を潰してから
    バス乗り場に向かいましたが、それでも長蛇の列で1時間以上は並ばないと無理そうでしたよ、結局白子駅まで歩きましたけどね。
    これは富士の今回よりはマシだが、完璧には程遠いですよね、関東に住んでいるので行こうと思いましたが、シャトルバスのシュミレーションで不可能という記事があったので、観戦はやめました。

  6. nor

    自分はバイクPから東側バスPまでシャトルバス15分を利用しました。 金曜日は晴れて空いており予定通り15分で行けましたが予選日は最悪の4時間待ち・・・たった、15分の距離を4時間まってさらに渋滞で40分。 歩いて帰ろうとすると
    徒歩異動は禁止という係員の抑制で待ちぼうけ。後から聞くと他のスタッフは徒歩OKと返事して歩いて帰った人もいるとか・・。指揮命令系統がバラバラでなっとらん。
    翌日決勝日も15分の距離に500台以上のバスがずっと連なって大渋滞。 ここでもスタッフはマニュアル通りの徒歩入場禁止のアナウンスばかり、仕方無く1時半バスに乗って辛抱して待ってましたがどこかのバスから人が降り歩きはじめると一斉に各バスから降りて皆歩き出しました。
    ようやく徒歩50分かけて入場した時にはスタート後・・。
    間に合わず悔しい思いをしました。
    とにかく、レースは後半は面白かったですが、主催者対応の悪さに憤慨しました。 本当はバイクPはメインスタンド裏にありGT選手権などは非常に便利で気に入っていたのでとても残念です。 来年はF1はTV観戦ですね。 

  7. Shinkun

    初めまして。私はA2席でしたが、行き帰りのバスの話は皆さんがされているので他の問題を。スピードウェイ到着後、やっとの思いで席までたどり着きましたが、立ち見のお客さんが大勢はいって居られました。それも通路にシートをひいた方や、車いすの場所を占領している人など、指定席入り口の係員がチェックしているはずなのに、また席に着席してみるようアナウンスも流れているのにどこからか大量に入ってきて見えました。おかげで通路は通りにくいし車いすの人も大変見にくそうでした。鈴鹿では見なかった光景でした。ファンのモラルもあるでしょうが、チケットチェックはきちんとしてもらいたかったです。

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