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2014 Rd.8 オーストリアGP観戦ガイド タイヤ作戦編

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【タイヤ】

ピレリタイヤはスーパーソフトとソフトを持ち込む。これはモナコ、カナダと同じ組み合わせである。

基本的にタイヤに関してはカナダGPと同程度の負荷であり、持ち込んだタイヤも同じタイヤになった。

カナダやモナコでも問題になったようにフロントタイヤのウォームアップが鍵を握る。

フロントタイヤの温度が上がらないと、リアタイヤとのグリップのバランスが崩れてドライビングが難しくなる。

低速コーナーからの立ち上がりではいいトラクションが必要であり、リアタイヤは温まりやすい。しかしフロントタイヤは温まりにくく、特にソフトタイヤでは苦労するだろう。

動作温度はソフトが高く、週末の路面温度はスーパーソフトの動作温度領域よりはやや低い。

【ピット戦略】

タイヤには厳しくないサーキットなので、カナダと同じく2ストップが基本になる。

カナダでもこの二種類のタイヤの耐久性は確認されている。

二種類のタイヤのタイム差はピレリも予想が難しく、0.7秒~1.4秒の間ではないかと見ている。チームは金曜日にこのタイム差を確認し、決勝の作戦を立てる。

最初のスティントをスーパーソフトで走り、残りの2スティントはソフトと予想している。14周目と28周目前後に交換するのが基本パターン。

ソフトタイヤのウォームアップに問題を抱えると予想されるので、先にタイヤ交換するアンダーカットは難しく、カナダGP同様に長めに引っ張った方がいい結果を残せるかもしれない。

カナダで1ストップを狙ったフォースインディアは同じ作戦でくる可能性が大きい。

タイヤのデグラデーションより、タイヤのウェアがタイヤ交換のタイミングを決める要素である。

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