フォーメーションラップで可夢偉のレースは終わった。原因はオイル漏れである。マルシアのチルトンより一つ前のグリッドからスタートする予定だった可夢偉。
マシンの性能差を考えると、これは素晴らしいグリッドである。だが彼のレースはスタートする前に終わってしまった。
シンガポールGPはマシンの性能差が現れにくいサーキットであり、ケータハムでも多少は戦えるかもしれないという希望があったのだが、残念な結果である。
だがこれが今のケータハムの実力であり、今後も改善されるとは思われない。次の日本GPで可夢偉が乗れるかどうかは、今の時点でも確約されているわけではない。
地元の日本で可夢偉の姿が見られなければ、こんなに寂しいことはないのだが、これが現実である。なんとか日本GPに可夢偉の姿が見られるように、祈るしかない。