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最後のフリー走行を走らないチームもある

土曜日午後からの予選に備えて、フリー走行三回目FP3を走行しないように計画しているチームがある。 また走らないほど極端ではないが、最低限の走行しかしないチームは多いと見られる。 理由はFP3と予選の間隔が2時間しかないからである。今年のマシンは規約の変更で恐ろしく複雑なパワーユニットを搭載している。その為、一度問題が起きるとそれを修理するのは、昨年以上の時間を必要とする。 関連記事:マシンの修理には時間が必要 そのためFP3でトラブルが発生した場合、その修復が予選開始時間に間に合わず、走行できないことをチームは恐れている。チームはシステムチェックをするために数周程度はするだろうが、本格的な走行はしないと見られる。 これは現地観戦しているファンにとってもいいニュースではないし、テレビで観戦する人々にとっても落胆するしかない。 FIAのチャーリー・ホワイティングもこの事実を認めている。 「FP3と予選の間には2時間しかなく、FP3で問題が発生すると修理ができずに予選に間に合わない。これは今年だけでなく、数年前にモナコでアロンソも同じ状況になった」 「あるチームの人間は予選のためにFP3はパスすると話している。あるチームはエンジンを交換するのに7時間もかかるといい、3時間かかるというチームもあり、1時間30分という人間もいる。実際のところ、どうなのかはわからない。少なくとも最初の二つか三つのレースは、これまでとは全く違う様相になるだろう。何が起こるかはわからない」 ただ金曜日のFP1とFP2を見ると、意外にトラブルが少ないので、通常通り走り予選シミュレーションするチームもありそうである。

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