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2013 Rd.19 ブラジルGP観戦ガイド

F1 Grand Prix of Brazil - Qualifying 【開催国概要】 開催国:ブラジル連邦共和国 首都:ブラジリア 地理:南米大陸中央東部に位置する南米随一の大国 人口:約193,734千人(世界5位) GDP:約200兆円(世界第9位) 公用語:ポルトガル語 通貨:レアル 【サーキット】 アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ 距離:4.309km 周回数:71周 レース距離:305.909km コーナー数:20 ポールポジション位置:コース右側 PPタイム:1分10秒646(R・バリチェロ/フェラーリ 2004) FL:1分11秒473(J-P・モントーヤ/ウィリアムズ 2004) サンパウロ郊外に位置する、カレンダーに六つしか存在しない反時計回りのレイアウトを持つサーキット。その為、通常とは逆方向へ力が掛かるので、首へのストレスが大きい。また路面がバンピーであり、高温なのでドライバーの肉体的負荷が大きい。 高低差も大きくドライビングは難しい。特に1コーナーから2コーナーにかけてのエス・ド・セナは急激に下りながら左右と切り返し、リアのトラクションが抜けるので、雨が降ると非常に危険なコーナーとなる。 標高800mにあるため、大気圧は通常より10%低く、エンジンパワーを低下させる。またこれはダウンフォースとドラッグも同時に低下させることになる。 オーバーテイクはターン1の飛び込みと、バックストレート終わりターン4の飛び込みでのブレーキングがチャンス。比較的追い抜きはできるコースである。 元々の名前はインテルラゴスといい、これは「湖の間」という意味である。元々、湖があった場所に建設されており周辺部と比べても天候が不安定なサーキットで、急に雨雲が生成され、スコールが降ることもあり、これまで多くのドラマを生み出してきた。 【エンジン】 全開区間は61%で平均よりやや高い。 最終コーナーから1コーナーまで長い直線があり、全開区間が15秒以上続くので、エンジンパワーは重要で、メルセデスのエンジン搭載車は有利である。 ただ800mの標高に位置する為、エンジンパワーは約7%落ち、エンジンの負荷は比較的軽い。また低速のインフィールドもあるので、低回転域でのトルクも重要となる。 最高速:323km/h(DRS ON)、311km/h(DRS OFF) 燃料搭載量:134kg(やや低め)燃料消費量:1.90Kg/ラップ(低い) 【シャシー】 ダウンフォース量はやや高め。 長い直線の部分の多い第一セクター、第三セクターと、低速コーナーの多い第二セクターがあり、セッティングの妥協点を探すのが難しい。第一セクターと第三セクターでは、低いドラッグでトップスピードを稼ぎたいが、第二セクターでは、大きなダウンフォースでコーナーリングを速くして、立ち上がりのトラクションを稼ぎたい。ドラッグを低くすれば、レースではストレートでのパッシングやポジションキープには役に立つが、第二セクターでタイムを失う。 タイム的にはダウンフォースを増やしても減らしても、変化は少ないので、予選順位とレース戦術、そして最後はドライバーの好みの問題となる。ブレーキに関しては、負荷はあまり大きくない。 フューエルエフェクト:0.31秒/10kg(平均) ブレーキ負荷:低い ブレーキングエリア:6 ブレーキングタイム比率:16% 【DRS】 DRSゾーンは2カ所に設けられる。 最初の検知ポイントはターン2で、稼働開始地点はターン3の立ち上がり20mのバックストレートになる。 二つ目の検知ポイントはターン13の30m後で稼働開始地点はターン15の60m手前でホームストレートで使用可能。 【タイヤ】 ピレリはハード(オレンジ)とミディアムタイヤ(白)を持ち込む。 二種類のタイム差は約1秒と予想される。 金曜日に2014年型タイヤのプロトタイプ2セットが追加で提供され、来年のタイヤを理解する為のいい機会になる。 【天気予報】 この週末の気温は30~33度が予想され、雨は降る確率は低い。 ただこの時期のサンパウロは夕立が日常的であり、一度雨が降り始めるといつまで続くかはわからないし、一度止んでもまた降り出すことも珍しくはない。 【ピット戦略】 サーキットはタイヤへの攻撃性も高くなく、ハイスピードコーナーも多くないので、タイヤには厳しくない。 その為1ストップが基本戦略になる。ただしこのサーキットは抜きやすいことと、タイヤ交換時のタイムロス(約18秒)が小さいので2ストップも可能。特にハードとミディアムのタイム差が1秒以上あると予想されることもマルチストップに有利。 低速からのトラクションが必要なのでリヤタイヤがタイヤ交換の要因になる。天候等の不確定要因が多いので、金曜日から土曜日の路面状況を見ながら、レース中も臨機応変に対応していく事が求められる。 ロスタイムは、15秒+静止時間(トータルで約18秒)。 【セーフティカー】 セーフティカーの登場確率は63%。過去10レース中セーフティカーは7回出ている。特に1周目の登場機会は多い。その為、セーフティカーは作戦面において重要な役割を担う。 【レース展望】 9連勝を狙うベッテルが優勝の最有力候補。 だが雨が降れば誰が勝ってもおかしくなはい。 SCの出る確率も高いので、その場合作戦対応の柔軟性の高いチームが有利になる。 レッドブルは過去4年間で3回ブラジルGPで勝利している。 ウェバーは現役では最多となる2勝を記録しており、ベッテルは2010年に勝っている。マッサも地元のブラジルGPで2勝上げており、ウェバーはF1最後、マッサはフェラーリでのラストレースとなる。 その他ではライコネンとバトンが1勝している。 【地元出身ドライバー】 フェリペ・マッサ<フェラーリ> 【過去7年間の優勝ドライバー】 2006 F.マッサ<フェラーリ> 2007 K.ライコネン<フェラーリ> 2008 F.マッサ<フェラーリ> 2009 M.ウェバー<レッドブル> 2010 S.ベッテル<レッドブル> 2011 M.ウェバー<レッドブル> 2012 J.バトン<マクラーレン>

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