2014年開幕戦、オーストラリアGPのフリー走行3回目FP3が開催されメルセデスのロズベルグが最速タイムを記録した。
ロズベルグは2位のバトンを約1.4秒も速く、ライバル達を圧倒した。これはあまりにも違いすぎるが、バトンがメルセデスは自分たちより1秒速いと話していたことを裏付ける。
セッション前半に少し雨が降ったがその後はすぐに止み、ドライコンディションでセッションはおこなわれた。
ブレーキングに苦しむマシンが多く、特にターン9はバンピーな路面もあり、多くのマシンが飛び出した。これは今年導入されたブレーキバイワイヤーのコントロールがまだうまくできていないことが原因であると見られる。その為、フロントブレーキには大きな負荷がかかり、フロントのブレーキダクトは昨年より大型になっている。
セッション終盤にはソフトで走行をするマシンが多く、ソフトはミディアムより2秒以上速い。その為、決勝レースではソフトタイヤがメインに使われると思われる。
ベッテルはパワーユニットのドライバビリティに不満を表していたが、これはルノーパワーユニット全体の協調制御に多くの課題を残していることを表している。
ロータス勢はこの日もトラブルが多かったが、これはテスト不足もあるが、それよりもスタッフの流出により開発が滞っている影響が大きいと思われる。
金曜日に走れなかった日本の小林可夢偉は19周を走りFP3を終えた。ただタイムを見ると2位より4秒以上遅く宿題は多い。
ドライバー チーム ベストタイム 周回
1 ニコ・ロズベルグ メルセデスAMG 1分29秒375 15
2 ジェンソン・バトン マクラーレン 1分30秒766 20
3 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1分30秒876 11
4 ルイス・ハミルトン メルセデスAMG 1分30秒919 13
5 ダニエル・リカルド レッドブル 1分30秒970 13
6 ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア1分30秒978 16
7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分31秒156 12
8 ケビン・マグヌッセン マクラーレン 1分31秒251 22
9 セルジオ・ペレス フォース・インディア1分31秒665 17
10 フェリペ・マッサ ウィリアムズ 1分31秒723 20
11 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1分31秒925 17
12 セバスチャン・ベッテル レッドブル 1分32秒255 14
13 J・E・ベルニュ トロ・ロッソ 1分32秒417 16
14 ジュール・ビアンキ マルシャ 1分34秒184 15
15 エイドリアン・スーティル ザウバー 1分34秒188 16
16 小林可夢偉 ケータハム 1分34秒413 19
17 マックス・チルトン マルシャ 1分34秒717 15
18 パストール・マルドナド ロータス 1分34秒754 15
19 マーカス・エリクソン ケータハム 1分36秒159 21
20 バルテリ・ボッタス ウィリアムズ No Time 2
21 エステバン・グティエレス ザウバー No Time 2
22 ロマン・グロージャン ロータス No Time 4