F1 ニュース&コラム Passion

ホンダはマクラーレンの株式を購入するのか?

Ayrton Senna commemorative event ホンダがマクラーレンの株式を購入するという噂があるが。これは本当なのであろうか? 結論から言うと、少なくとも近い将来にこれが実現する可能性はない。理由は簡単である。前回、大失敗しているからである。 前回、ホンダがF1に参戦した際、途中からBARの株式を買い取り、ホンダワークスとして活動した。結果として1勝しかできず、金融危機の影響を受けて2008年末に緊急撤退したことはまだ記憶に新しい。その彼らが今回、また同じ轍を踏むとは思えない。 BARの時も最初は株式の一部を取得することで始まり、途中で完全に株式の買収した。今回はマクラーレンの株式の一部を取得なのかもしれないが、当然その先には完全買収が視野に入っていなければならない。 そもそも今のホンダ社内でマクラーレンの株式を購入する事を議論できるとは思えない。誰がそれを提案し、誰が決済するのだろう。一昔前ならば、社長の鶴の一声でできたかもしれないが、今やホンダも立派な大企業である。社長がやりたいと言ってもできる体制にはない(やりたくないと思うが) 。 第二期のエンジン供給の成功と第三期のチーム活動の失敗はホンダの記憶の中に強く刻み込まれている。 失敗の記憶が新しい今、マクラーレンの株式を一部とは言え、ホンダが買収することはないだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください